福島)福島の木造の仮設住宅 再利用で有効活用

 仮設住宅を再利用する動きが広がっている。行き先や用途はさまざまで、公営住宅や宿泊施設、民間の事務所、さらに県外の被災地でも一役買っている。新築より安くて工期も短縮できるほか、資源の有効利用や震災の記憶伝承など、社会的意義を見いだして活用するケースも増えている。     ◇ いわき市の高台にある高久第十応急仮設住宅。76棟(162戸)に住んでいた全員が今夏までに退去した。仮設住宅は、杉材を使った板倉造りと呼ばれる工法で建てられたもの。解体・運搬・再利用がしやすいのが特徴で、要望を受けた県が無償譲渡し、すでに半分近くは撤去済みだ。 行き先は今夏の西日本豪雨で被…

茨城)終了間際に決勝点、明秀日立全国へ 高校サッカー

 第97回全国高校サッカー選手権大会の茨城県大会(県サッカー協会など主催)は18日、鹿嶋市の県立カシマサッカースタジアムで決勝があり、明秀日立が1―0で鹿島学園を破り、2年連続3度目の優勝を決めた。明秀日立は12月30日から始まる全国大会に出場する。 明秀日立は前半、長短のパスを織り交ぜ何度も好機を作ったが得点できず。後半33分、鹿島学園がケガなどで4人交代し、マークする対象が混乱した隙をついてMF及川央泰(ひろやす、3年)がクロスを入れ、FW津村夢人(ゆうと、3年)が頭で決めた。鹿島学園はGK中島遼太郎(2年)が好セーブで盛り上げたが及ばなかった。明秀日立の萬場努監督(34)は「全国では去年のベスト8以上をめざす」と話した。 残り10分を切ったところで、…

山梨)市役所駐車場に大きな壁画 姉妹都市締結40周年

 フランスのシャモニー・モンブラン市の画家が、姉妹都市の山梨県富士吉田市役所駐車場の壁に大きな壁画を描き、披露された。 ソニア・ギオロさん(35)で、横31メートル、縦3メートルの横長の壁面にスプレーで描いた。4日間の早業で、富士山とアルプス最高峰のモンブランを配置し、中央に観光名所「新倉山浅間公園の五重塔」を描いた。市職員約30人が集まった13日の式典でソニアさんは、「両市とも自然や芸術が豊か。山の文化を通じて子どもたちも交流できれば」と話した。 山岳都市の縁で1978年に姉妹都市になった。以来、富士吉田市の和太鼓チームや市民合唱団、シャモニー・モンブラン市の民族舞踊団が行き来して交流している。2019年ラグビーワールドカップや20年東京五輪では、富士吉田市はフランスチームの事前合宿地に決まっている。(河合博司)

福島)王貞治氏が知事訪問 世界少年野球大会の協力要請

 野球教室や試合を通して子どもたちが交流する第29回世界少年野球大会が来年夏に福島市で開かれる見通しになった。主催する世界少年野球推進財団の理事長で、プロ野球・福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治さんが21日に来県し、協力を求めた。 王さんは県庁で内堀雅雄知事に、「復興は大変なことだと思う。我々も少しお役に立てれば。子どもたちには一生の思い出になるような大会だと自負している」と開催の意向を表明。内堀知事は「風評や、原子力災害など難しい問題を抱えている中で、世界の子どもたちに福島のことを知ってもらい、福島の子どもと交流できるのは素晴らしい。県として協力をして素晴らしい大会にしたい」と応じた。 また、王さんは福島市役所も訪れ、木幡浩・福島市長は「開催は光栄なこと。福島はみんなで頑張っていると世界に発信できる。大会の成功が翌年の復興五輪につながる」と話した。 王さんは市長と会談後、「震災…

島根)青空の下、大太鼓を打ち鳴らして行列 松江

 江戸期から続くとされる「松江祭鼕(どう)行列」が21日、松江市中心部であった。各町ごとに組織された17団体から約1700人が参加。出雲地方で「鼕」と呼ばれる大太鼓を打ち鳴らし、平安や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。 城下町に勇壮な音を響かせた鼕は直径120~180センチで、町や団体ごとに2~3台を所有している。「鼕台」という屋根付きの山車に並べて乗せ、ばちで打ち鳴らしながら山車を引いて進む。横笛やチャンガラと呼ばれる打楽器も使い、にぎやかに練り歩いた。 松江城大手前であった式典で、かみしも姿の松浦正敬市長が「伝統行事を将来に受け継ぎましょう」とあいさつ。三本締めで気勢を上げ、1番の「南寺町」から順番にスタート。秋晴れの青空の下、白潟天満宮にかけての約2キロをゆっくりと進んだ。 沿道には市民や観光客がずらり…

福島)第一原発1、2号機の排気筒 解体準備進む

 東京電力福島第一原発1、2号機間にある排気筒(約120メートル)の解体に向けた準備作業が進む。作業を実施する広野町の建設会社「エイブル」の敷地には、高さ約18メートルの試験体が置かれ、本番に近い訓練が行われている。19日、その様子が報道公開された。 排気筒は、事故で損傷を受けており、倒壊が不安視されている。だが、地上付近の放射線量は現在も毎時1ミリシーベルト以上と高く、遠隔操作での作業となる。依頼を受けたエイブルが解体装置を開発、運用し、今月13日から試験体での解体作業を開始した。 解体の装置は主に二つで、筒(直径約3メートル、板厚9~12ミリ)などを取り除く装置と、筒の周りを囲む鉄塔を取り除く装置。大型クレーンは作業員が乗り込んで作業をするが、先端に取り付けられる装置の作業は大型バスを改造した遠隔操作室で行われる。この日は、はしごの落下防止用の「背かご」をアームロボットのはさみやペンチを使って取り除く作業が行われていた。 東電によると、上部から半分程度を解体する計画で、来年3月から夏ごろまでを予定している。(石塚広志)

京都)除雪作業の安全祈る 福知山で式典

 冬本番を前に、京都府福知山市長田野町の西日本高速道路福知山高速道路事務所で12日、除雪中の安全を祈る式典があり、警察官ら約70人が参加した。20日から来年4月まで、舞鶴若狭自動車道の三田西(兵庫県)―小浜(福井県)両インターチェンジ間(119キロ)で作業を続ける。 同事務所には、雪をはね飛ばすロータリー車や除雪車、凍結防止剤をまく車の計30台ほどが配備されている。岡田浩一所長は「一丸となって高速道路の安全確保に取り組みたい」とあいさつした。 昨冬は寒さが厳しく、出動が79日。前年の冬より19日多かった。(横山健彦)

三重)鳥羽高に防犯ボランティア 5色のベストで活動へ

 三重県立鳥羽高校(鳥羽市)に10月、防犯と交通安全の啓発を行うボランティアグループが発足した。「安全戦隊鳥羽レンジャー」と名付けられたグループは、鳥羽志摩防犯協会から贈られた特撮の戦隊ものにちなんだ5色のベストを身にまとい、様々な啓発活動を展開していく。 メンバーは生徒会役員や有志ら1~3年生の15人。発足した10月12日から同市大明西町のスーパーの前に立ち、買い物客らに「特殊詐欺に気をつけてください」などと声を掛けながら、鳥羽署員らとともに啓発チラシを配った。 グループは今後、同署と連携しながら交通安全のイベントなどで啓発チラシを配るほか、定期的に市内を清掃しながらパトロールする予定。一人暮らしの高齢者宅の訪問も考えている。 隣の志摩市にある県立志摩高校…

北海道)小樽天狗山ロープウエイ冬期営業始まる

 北海道小樽市を見下ろす小樽天狗山ロープウエイが23日、冬季運行を始めた。前日からの降雪で小樽市街は一面の雪景色。来年3月24日まで運行する。 全長735メートル、高低差271メートルで、所要時間は4分間。山頂駅近くでは約30センチの積雪があり、アジアからの観光客が新雪に触れて歓声をあげていた。天狗山神社の鳥居や参道がライトアップされ、スキー場は12月8日にオープンする予定。(佐久間泰雄)

神奈川)眠くならない能「土蜘蛛」 12月16日に上演

 横浜能楽堂(横浜市西区)は12月16日、「眠くならずに楽しめる能の名曲」と題して、解説つき「土蜘蛛(ぐも)」を上演する。 中村雅之館長(59)は昨年秋、「これで眠くならない! 能の名曲60選」(誠文堂新光社、税別1800円)を出版した。200曲以上ある曲目から選び、眠くならない指数と上演頻度を「ミシュランの三つ星」方式で示した。 「土蜘蛛」は両方とも三つ星。「60選」では武将・源頼光と、僧に化けて襲う土蜘蛛ノ精、頼光の家来の独(ひとり)武者、侍女の胡蝶(こちょう)などをイラスト入りの相関図で描いた。舞台進行を写真入りで解説し、最後に土蜘蛛の精が投げる糸の作り方や由来をコラムで紹介。カラー6ページかけて説明している。 公演では中村館長が物語が生ま…