島根)青空の下、大太鼓を打ち鳴らして行列 松江

 江戸期から続くとされる「松江祭鼕(どう)行列」が21日、松江市中心部であった。各町ごとに組織された17団体から約1700人が参加。出雲地方で「鼕」と呼ばれる大太鼓を打ち鳴らし、平安や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。 城下町に勇壮な音を響かせた鼕は直径120~180センチで、町や団体ごとに2~3台を所有している。「鼕台」という屋根付きの山車に並べて乗せ、ばちで打ち鳴らしながら山車を引いて進む。横笛やチャンガラと呼ばれる打楽器も使い、にぎやかに練り歩いた。 松江城大手前であった式典で、かみしも姿の松浦正敬市長が「伝統行事を将来に受け継ぎましょう」とあいさつ。三本締めで気勢を上げ、1番の「南寺町」から順番にスタート。秋晴れの青空の下、白潟天満宮にかけての約2キロをゆっくりと進んだ。 沿道には市民や観光客がずらり…

鳥取)松本京子さん不明41年 兄孟さんが支援呼びかけ

 鳥取県米子市出身の拉致被害者、松本京子さんが29歳の時に行方不明となって41年の21日、日吉津村の大型商業施設で兄孟(はじめ)さん(71)と伊木隆司市長ら16人が買い物客らに情報提供の協力と、来月20日に市内で開かれる松本さんらの早期帰国と問題解決を願う集いへの参加を呼びかけた。 6月の米朝首脳会談などの動きを受け、市民の関心を高めるために実施した。孟さんは、松本さんの小中学校の同級生らと4カ所の出入り口で、松本さんの写真などを載せたチラシ300枚を配った。孟さんの姿を見て応援する気持ちを直接伝える市民もいた。 孟さんは取材に、政権中枢にいる菅義偉官房長官が内閣改造で拉致問題担当相を兼務したことから「今まで以上に応援し、一日でも早い問題解決に向けて全力を傾ける。解決に向けた兆候があるのではないかと期待している」と話した。 松本さんは1977年10月2…

福井)啓新が初の決勝進出へ 北信越地区高校野球大会

 第139回北信越地区高校野球大会(北信越地区高野連主催)は21日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアム新潟で準決勝2試合があった。福井県勢は啓新が上田西(長野)と対戦し、逆転勝ちを収めた。春秋通じて北信越大会で初の決勝進出を決め、来春の選抜大会の出場に向けて大きく一歩前進した。決勝は同じ球場で22日午前10時から。頂点を目指して、星稜(石川)と対戦する。 七回裏の攻撃を3点差の劣勢で迎えた啓新。だが、この回から登板した相手投手陣を揺さぶった。死球と連続安打で2点を返し、なお1死二塁と得点圏に走者を置いた。 「流れが向いてきた。焦らずに走者を進めよう」。打席に立った2番打者の刀根宗太郎君(2年)は、初球でバントを決めた。狙い通りに二塁走者が三進。相手投手の捕球ミスで、自らも出塁することができた。 「とにかく次の塁を狙おう」。次打者への初球で二盗に成功。だが、相手投手はこの二盗に気付かず、一塁に送球。これが悪送球になったのを見逃さず、迷わず走り出した。そのまま三塁走者に続いて生還。逆転勝利を呼び込んだ。 自主練習ではバント練習に重点を置いてきた。試合の経験を積むにつれ、相手投手の動作を見て、盗塁できるかどうかを冷静に判断する洞察力も身についた。 走者を進め、次打者につなぐのが2番打者の役割。試合後、「それができたのは七回の打席だけ」と控えめに話した。「決勝では足元をしっかり固めて、次の打者につないでいきたい」(平野尚紀)