大阪)カジノ誘致、米サンズ社アピール 社長が知事表敬

 大阪府と大阪市がめざすカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を巡り、カジノ運営大手の米ラスベガス・サンズ社の幹部が12日、府庁に松井一郎知事らを表敬訪問した。府と大阪市は年明けからIR事業者の選定を始める方針で、2025年大阪万博の開催決定という付加価値も加わり、事業者のアピール合戦はさらに熱を帯びそうだ。 「世界で最も素晴らしいIRを大阪で実現するために、皆様とご一緒できるのを楽しみにしています」。サンズ社のロバート・G・ゴールドスティーン社長兼最高執行責任者(COO)は松井知事や吉村洋文・大阪市長との会談で大阪進出に強い意欲をみせた。 会談後、ゴールドスティーン氏は記者団の取材に応じ、吉村市長が選定条件として誘致予定地の人工島「夢洲(ゆめしま)」までの地下鉄延伸費約200億円の負担を求めていることについて、「課せられる役割を果たしていきたい」と前向きに対応する考えを示した。 IR実施法では、誘致自治体は…

福岡)まち歩き深める異文化理解 外国人多い福岡・箱崎

 福岡市東区は、九州大学のキャンパスが離れたものの日本語学校が多く、外国人人口が市内の区で最も多い(10月末現在)。箱崎地区では、留学生と住民が参加し、歴史や名所を紹介する「町歩きボランティア」の養成講座が開かれている。相互理解を深めることも狙いだ。 「神社での祈り方を知らなかった。次からやってみたい」。11月13日、同区の箱崎公民館での講座。ミャンマーからの留学生、チョウ・シドゥジョさん(20)は、筥崎宮の古川幸雄権禰宜(ごんねぎ、50)の「箱崎の歴史」と題した講演を聴き、こう話した。 講座は箱崎公民館が企画。来年1月までの4回で、留学生と住民が6人1組でグループをつくり、歴史的スポットなどを紹介する「おすすめガイドコース」を考えて発表する。活動を通して留学生にまちを好きになってもらおうと、公民館が地域の日本人学校に声をかけた。希望者は、全講座を受講すると「はこざき町歩きボランティア」として登録される。 参加したネパール人留学生ター…

千葉)習志野4強、選抜出場へ前進 秋季関東高校野球

 第71回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催)は23日、甲府市で準々決勝の残り3試合があった。習志野(千葉2位)は東海大甲府(山梨1位)を8―4で破り、4強入りを決めた。来春の選抜大会出場に向けて大きく前進、出場が決まれば10年ぶりとなる。27日午前10時からの準決勝で桐蔭学園(神奈川2位)と対戦する。 「あとは頼んだ」 4点リードで迎えた八回裏の守備。最初の打者に四球を与えた習志野の岩沢知幸君(2年)は、エース飯塚脩人君(同)にマウンドを託した。中継ぎの役目を終え、気持ちは晴れやかだった。 21日の初戦、習志野は山内翔太君(1年)と飯塚君の継投で延長十四回タイブレークの激戦を制した。だが、小林徹監督はこの日、東海大甲府の強力打線を攻略するため、「3人で一人前でいこう」と岩沢君を中継ぎに起用した。 先発の山内君は「抑えなくては」というプレッシャーから、三回に二塁打を連続で浴びて2失点。「力を抜いていってください」。四回、岩沢君に公式戦初登板の機会が回ってきた。 中学生の頃から習志野の投手になるのが夢だったという岩沢君。持ち味のアンダースローに磨きをかけ、秋の県大会でベンチ入り。小林監督には「準備しとけ」と告げられていた。 「チームのために」。岩沢君は110キロ台の直球にスライダー、チェンジアップを組み合わせた打たせて取る投球を心がけた。五回には1死満塁から打者2人を打ち取った。七回に2点本塁打を浴びたが、相手は山梨1位の強豪。「想定の範囲内だった」と小林監督は話す。 「打線の援護もあり、のびのびと投球が出来た」と岩沢君。4強入りの一助を担う投球はできたが、制球には課題も残った。「今後は四死球をなくして完投したい」と、さらなる活躍を誓った。(松山紫乃)

石川)冬の風物詩支える専属庭師

 兼六園には専属の庭師がいる。松の剪定(せんてい)をはじめとした園内の手入れを担当し、日本三名園の一つに数えられる庭園を支える。11月から12月中旬までは雪吊(ゆきづ)りで忙しい。 雪吊りは、雪の重みから樹木を守るために縄で枝をつって支える伝統の技。芯柱を立てて先端から縄を放射線状におろす「リンゴ吊り」、しっかりした幹から縄を張って枝をつる「幹吊り」といった方法がある。園内随一の枝ぶりを誇る唐崎松などの高木114本と低木約700カ所に施す。 11月下旬。園内では背中に「兼六園」と白く染め抜かれた袢纏(はんてん)を着た庭師6人と、応援の造園業者が手分けして作業をしていた。千歳橋詰めの松の幹吊りをしていたのは庭師の中島耕平さん(34)たちだ。 「この枝どうしま…

徳島)にぎやかな過疎の町ロゴ「にぎやかそ」 美波町

 徳島県美波町は、人口減少や過疎化を見据えたまちづくりのキャッチフレーズ「にぎやかそ にぎやかな過疎の町 美波町」とロゴデザインを作り、1日に発表した。少子高齢化、人口流出により過疎が進んでも、活気あふれるにぎやかな町であり続けよう、との思いを込めた。役場の名刺や印刷物などに入れて町のPRに活用していく。 ロゴマークは、住民の地域への愛着や誇りが円状に外に向かって伝わっていく様子を表現した。町にサテライトオフィス(SO)を構えるデザイン会社「兵頭デザイン」の兵頭将勝社長が作った。「にぎやかそ」は、「にぎやか」と「過疎」を掛け合わせた造語。地域をにぎやかそうとの思いも込める。過疎問題や都会の若者が地方に向かう「田園回帰」などを研究する明治大学の小田切徳美教授(農村政策論)が提唱する「にぎやかな過疎」から着想を得たという。 県によると、美波町は11月末時点で、都市部からSOを構えた企業が17社と県内最多。和食やラーメンなど移住者による飲食店の開業も相次ぎ、来春には美波町を舞台にしたまちづくりの映画が公開されるなど、「にぎやかさ」を増している。 小田切教授は、自身の研究から…

広島)「歴史の本質見抜いて」 アーサー・ビナードさん

 旧日本軍による真珠湾攻撃から8日で77年。米国出身の詩人アーサー・ビナードさんが日米開戦の背景などについて話す催しが6日、広島市中区土橋町の「ソーシャルブックカフェ・ハチドリ舎」であった。 ビナードさんは集まった約30人に、1941年に米英に開戦を宣言した「開戦の詔書」を読んだことがあるか質問。ビナードさんは、詔書の中には「永遠の平和のため真珠湾を攻撃した」と解釈できる内容が含まれるとし、「世論の支持を得るためのPRだった」と話した。 日本では、日米開戦以降の歴史のみが注目されがちだとも指摘。「それまでの日本によるアジアへの加害の歴史を考えていない」と批判し、自らの目で歴史の本質を見抜くことの必要性を訴えた。 呉市の広田まり子さん(63)…

宮崎)競泳メダリストの松田さん、石山小で「夢の教室」

 アテネから4大会連続で五輪に出場し、銀、銅合わせて四つのメダルを獲得した元競泳選手、松田丈志さん(34)=宮崎県延岡市出身=が3日、都城市立石山小学校に「夢先生」として派遣され、「夢の教室」を開いた。5年生13人と、6年生15人に対してそれぞれ、体育館でゲームをした後、教室で夢や努力について熱く語った。 この日は、アテネ五輪や女子ワールドカップに出場した元サッカー選手、小林弥生さんも加わった。 体育館では、チームワークの大切さを学ぶゲームなどをして体を温めた。 5年生の教室で松田さんは、4…

青森)持ち出し不可のポンプが管理区域外に 再処理工場

 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場で、放射性物質を含む水を循環させるポンプが誤って放射線管理区域外に持ち出されていたことが4日、原子力規制庁が公開した同社との面談録でわかった。同社は、管理上の問題があったとして不適切な取り扱いの経緯や原因を詳しく調査する。 11月29日付の面談録などによると作業員が同日、管理区域外で「空」と表示された直径約40センチ、高さ1・3メートルの鋼鉄製収納容器のふたを開けたところ中にポンプが入っていたため、すぐにふたを閉じた。ポンプは高レベル廃液ガラス固化建屋の管理区域で排ガスから放射性物質を取り除く装置の洗浄水の循環に使われていた。容器の表面や作業場所、作業員に放射性物質による汚染は確認されなかったという。 同建屋では、ポンプの入った容器と空の容器を同時期に置いていたことがあり、両者を取り違え管理区域外に持ち出した可能性がある。同社はポンプの放射線量や搬出の経緯を詳しく調べる。規制庁側は面談で、調査結果や容器の運用方法を改めて説明するよう同社に求めた。(林義則)

広島)光り輝く路面電車 クリスマス仕様の広電、今年も

 クリスマスシーズンを彩る、光り輝く路面電車がお目見えした。広島電鉄が運行する「クリスマス電車」で、今年で28回目。7~13日と17~23日の計14日間、貸し切り専用で冬の街を走る。 ドイツ製の「ハノーバー電車」の車内外に約7千個のLED電球を取り付けた。車内にはクリスマスツリーを模したLEDのオブジェやリースなども飾られ、クリスマスソングを流しながら街を駆ける。 14~16日も運行し「ひろしまドイツクリスマスマーケット」のスタンプラリー参加で、抽選で約140人に乗車券が当たる。24日には広電西広島、横川、広島の各駅で、サンタが小学生以下の子どもにお菓子を配る。 クリスマス電車は1人から貸し切り可能で25人程度まで。希望日の1週間前までに広島電鉄に電話(082・242・3551)かメールで申し込む。運行ルートや時間は応相談。運賃は、広島駅から広電西広島まで片道の場合で1万7280円、往復3万4560円(いずれも税込み)。予約状況は同社のホームページ()で確認できる。(高橋俊成)

奈良)Henryって誰やねん 生駒でざわつく女性たち

 奈良県生駒市で16日、「Henry(ヘンリー)」という男性歌手のデビューライブが開かれる。「Henryって誰やねん」。それもそのはず、奈良とは縁もゆかりもなく、知名度はほぼゼロ。ひょんなことから話が進み、SNSでは市内の女性らがざわついている。 「Henry」というスマートな男性が腕を組み、正面を向く。こんなチラシが、ライブ会場となる「北コミュニティセンターISTAはばたき」などに置かれている。《振付師、ダンサー、演出家》《11/28メジャーデビュー》などの説明文。そして、添えられたメッセージは《「ヘンリー!」という言葉がこれから生駒で流行(はや)るかも?!》。 ライブがなぜ生駒で開かれるのか。きっかけは、市内で10月に3日間開かれた起業体験イベントだった。約30人の参加者の中にHenryもいた。起業に興味があり、知人が審査員を務めることから、初めて生駒を訪れたそうだ。 市内在住のデザイナー中垣由梨…