長崎)長崎国際平和映画フォーラム、15日から開催

 「長崎国際平和映画フォーラム2018」が15、16の両日、長崎市の長崎原爆資料館ホールなどである。映画4本を上映するほか、朗読劇など様々なプログラムが用意されている。 映像を通して「平和」を考えるきっかけにしてほしいと、2010年から毎年開催され、今年で9回目。 映画は、被爆者で元長崎大学長の故・土山秀夫さんがモデルになった山田洋次監督の作品「母と暮(くら)せば」(15年)のほか、「この世界の片隅に」の原作者・こうの史代さんの漫画を実写化した「夕凪(ゆうなぎ)の街 桜の国」(07年)▽広島原爆で父を亡くした女性の心の動きを描いた「父と暮せば」(04年)▽硫黄島の戦いを日本側の視点から描いたクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」(06年)――の4本を上映する。 このほか、被爆者の故・山口仙…

福井)宴会5箇条 忘新年会の料理食べきろう

 年末年始が近づき、これから忘年会や新年会などの宴会が多くなる。このシーズンに合わせ、福井県内の自治体が適量注文や食べ残したものの持ち帰りなど、食品ロスを減らす「おいしいふくい食べきり運動」への参加を呼びかけている。 県循環社会推進課によると、県内の家庭ごみの食品廃棄物のうち、食べ残しや消費期限切れ、賞味期限切れによる食品ロスは、4分の1を占めるという。 食品ロスを減らそうと、県は全国に先駆けて2006年度に「食べきり運動」を始めた。16年には県の呼びかけで「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」が設立され、現在47都道府県と331市区町村が加盟している。 外食の際も残さずに食べきるこ…

高松公園エリア 盛岡市愛称募る

 盛岡市は28日まで、高松公園や多目的広場がある旧盛岡競馬場跡地の愛称を募集している。跡地の歴史など特徴が感じられ、子どもやお年寄りにも親しみやすい名前を求めており、最優秀賞に選ばれると実際の愛称として使用される。 跡地の広さは約17ヘクタールで、1996年に同市新庄に現在の盛岡競馬場ができるま…

三重)難病克服の投手プロへ 「病気の子たちに勇気を」

 25日のプロ野球ドラフト会議を前に、国指定の難病の腎疾患を乗り越え、指名を心待ちにする選手がいる。社会人野球の強豪・ホンダ鈴鹿(三重県鈴鹿市)のエース左腕、平尾奎太(けいた)投手(24)。大阪桐蔭高で、同学年の藤浪晋太郎投手(現阪神)らと春夏連覇を果たしながら、大学時代は闘病生活で2年間もグラウンドを離れた。同じ境遇の子どもに、プロのマウンドで夢を与えたいと願う。 大阪府泉佐野市生まれ。NTT北陸で11年間プレーした父の健二さんに憧れ、小学2年生で野球を始めた。プロ野球選手になり、父を超えようと、大阪桐蔭に進み、2年生の春にはベンチ入りした。 体の異変に気づいたのは、秋季大会直前の2年秋だった。学校の健康診断で受けた尿検査の結果、腎臓に異常が見つかった。昼休み、西谷浩一監督から校内放送で呼び出され、病院へ向かうよう命じられた。 「まず野球はあきらめてくださ…

岡山)予は備中松山城の猫城主「さんじゅーろー」である

 高梁市の備中松山城に、猫城主がいる。名は「さんじゅーろー」。7月の豪雨災害直後に迷い猫となり、城で保護された。城主に就任後、被災で激減した観光客はV字回復を果たしたが、人気の重圧か、またも失踪……。曲折を経て、16日に帰城する。さんじゅーろーのこれまでと、今後の予定を紹介する。 さんじゅーろーは推定3歳、茶トラの雄猫だ。名は、江戸末期、備中松山藩の藩士から新撰組の隊長になった谷三十郎にちなむ。 元は、市内に住む難波恵さん(…

富山)富山刑務所で再犯防止へ就労支援 企業説明会も

 刑務所を出所した人が再び罪を犯して刑務所に戻るのを防ごうと、富山刑務所は受刑者の出所後の就労支援に力を入れていて、11月には初めて刑務所内で合同企業説明会も開いた。再犯時に仕事に就いていない人が多く、同刑務所の担当者は「仕事を得て安定した生活を送ることが再犯防止には欠かせない」と話す。 11月30日、同刑務所の体育館で合同企業説明会「就労支援フェスタ」が開かれた。刑期の残りが1年前後の20~70代の男性受刑者46人が参加。県内外から呼んだ外食業や建設業などの企業5社の担当者から、会社の歴史などを聞いた。 「入社して、新たな自分を見つけてほしい」。航空貨物の運搬などの空港事業や物流を手がける「羽田タートルサービス」(東京都)の佐藤富彦・副社長(62)はそう呼びかけた。同社は昨年10月から20~50代の出所者5人を雇用。1人は転職したが、4人は今も働いている。佐藤さんは「立ち直ろうと努力する真面目な人ばかり。優秀な人材です」と話す。 2017年版の「犯罪白書」に…

奈良)リーマンの衝撃、鉄製行灯を生む 三郷の鉄工所

 行灯(あんどん)といえば、竹、木、紙で作る物。ところが、「華倭里(かわり)行燈(あんどん)」と名付けられた行灯は金属製だ。天平文様や寺社など、奈良らしい意匠が繊細に施されている。この作品を作るのは奈良県三郷町にある鉄工所。きっかけは、10年前のリーマン・ショックだった。 正倉院宝物に描かれた天平文様、優しい表情の仏像、五重塔や古い町並み……。ステンレス製の行灯の側面には、切り絵のような精巧な図柄が彫られている。ほんのり、柔らかい明かりが漏れる。 展示しているのは三郷町にある「ギャラリーカワリ」。マネジャーの垣本麻希さん(42)は「硬い金属なのに柔らか。いかにも土産物っぽいデザインではない、華やかさを意識しています」と話す。 製造は、隣の金属加工会社カキ…

福岡)津波乗り越えた「希望の松」、子孫の苗が杷木小に

 昨年7月の九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市の杷木地区にある市立杷木小学校(児童数254人)で、東日本大震災の津波を生き残ったマツの「子孫」が校庭に植樹された。高さ約70センチの小さな苗だが、児童らは「このマツのように強く生きる」と被災に負けない決意を固めた。 苗を贈ったのは、筑後地方で広葉樹の植樹活動をするNPO法人「星のふるさと」(春日市)。 理事長の今村次美さん(65)は2011年10月、ボランティア活動で宮城県東松島市を訪れた時、津波で枯れた林で松ぼっくりを拾った。「海水に漬かったのだから芽は出ないだろう」と思ったが、採った種を自宅でまくと芽が出た。「希望の松」と名付けて春日市の小学校に苗を植えると3メートルぐらいに育ち、その種から育てた苗を杷木小に贈った。 「津波の中をマツが生き延びた…

映画で問う、人間の尊厳 池谷薫監督特集

 世界人権宣言の国連採択70周年を記念し、兵庫県芦屋市に住む映画監督・池谷(いけや)薫さん(60)のドキュメンタリー映画が今月、神戸市と大阪市で特集上映される。中国のチベット政策に対し、自らの体に火を放って抵抗を示すチベット人を追った「ルンタ」(2015年)など計4本。池谷さんは「宣言にうたわれている『人間の尊厳』を考える機会になれば」と話している。 東京出身の池谷さんは同志社大卒業後、テレビのドキュメンタリー番組などを手がけ、02年、中国文化大革命に翻弄(ほんろう)された親子を描いた「延安の娘」で映画デビューした。05年に山西省残留日本兵問題に迫った「蟻(あり)の兵隊」、12年に東日本大震災の津波で家族と自宅を失った老人が、元の場所に家を建て直そうとする姿を記録した「先祖になる」を発表。いずれも国内外の映画祭などで多くの賞を受けた。  「ルンタ」の撮影は13年夏に開始。インド・ダラムサラ在住で亡命チベット人を支援する建築家の中原一博さんを案内人に、チベット人の生き様を追い、「焼身抗議」に向き合って深い信仰心をとらえた。  映画後半の映像はチベットに入って撮影。中原さんと2人で観光客を装ってカメラを回したが、宿泊先に2度、中国当局がやってきたという。「どうやって映像を収めたSDカードを守るか。のみ込んで出国しなければならないのかも、とも覚悟した」と振り返る。  現在は甲南女子大で教授として学生に映画制作について教える一方、神戸市で関心のある人に広くドキュメンタリーの撮り方を伝えている。  「どの撮影でも逆境にある人たちが見せてくれる底力にいつも驚かされ、爽快感を感じる。映画からそんな人間の強さを感じ取ってもらえたら」  8~14日は神戸市中央区の元町映画館(078・366・2636)で、15~21日は大阪市西区のシネ・ヌーヴォ(06・6582・1416)で、いずれも1日2本ずつ上映。8、9、15、16日は池谷さんのトークショーがある。料金は当日1500円、60歳以上1100円など。詳細は各映画館へ。