愛知)名古屋市北区の小学校で門松づくり

 名古屋市北区の市立金城小学校で18日、門松作りがあった。北署員が竹などの材料を調達し、小学生と一緒に門松1対を作り上げた。 竹や松などの材料は、北署の紀藤敏隆警部補(56)が管理する岐阜県可児市の山などから用意した。校庭であった門松作りでは、4年生と北署員ら約80人がぞうきんで竹を磨いた。高さ約3メートル、直径約50センチの門松がそびえ立つと、「大きい!」などと声が上がった。松や梅を飾り付け、仕上げに児童らが願いをこめた短冊をかけた。 「自分たちで門松を作って、犯罪や事故のない、よい年を迎えてほしい」と紀藤さん。参加した内島琥南(こな)さん(10)は「こんなに大きいから、来年はきっと神様がいい運を持ってきてくれますね」と笑った。 来年1月10日すぎまで、小学…

島根)「津田かぶ」の漬物、出荷最盛期へ 歳暮にも人気

 松江市の大橋川沿いなどで栽培された「津田かぶ」の漬物の出荷が、間もなく最盛期を迎える。津田かぶは紅白の色や勾玉(まがたま)のような曲がった形から「めでたい食べ物」とされ、その漬物はお歳暮や年始の贈答品として人気が高い。 JAしまねくにびき地区本部によると、津田かぶは江戸時代に大橋川南部の旧津田村での栽培が奨励されたことで広がった。この地域の地下水や土壌などによって、曲がった形になった。現在、市内で作っているのは15軒ほどという。 松江市矢田町の漬物店「土江本店」では、津田かぶを並べて干す作業が大詰めとなり、干し終わったものからぬか漬けや浅漬けに加工されている。今年は約60万本分の漬物の出荷を見込み、20日ごろがピークになるという。 関谷忠之社長(75)は「正月にふさわしい華やかな色になっている。白米にも酒にもお茶にも合う。色々な食べ方で伝統の味を楽しんでほしい」と話す。(市野塊)

西郷隆盛が書いた漢詩、新発見 宮崎・都城の市民が寄託

 宮崎県都城市は5日、西郷隆盛の新発見の漢詩の書が市民から市教育委員会に寄託されたと発表した。西郷南洲顕彰館(鹿児島市)で鑑定を受けた結果、書は西郷の直筆で、書かれている漢詩は新発見のものと判明したという。 市教委によると、書は和紙に書かれ、縦34センチ、横461センチ。巻物になっている。12世紀の中国の儒学者、陳龍川の著書「酌古論(しゃくころん)」をベースにした漢詩で、「大義によって事を行うときは、天に従い、人に望めば英雄として立つことができる」などと書かれているという。同様の内容は「西郷南洲遺訓」にもあるという。 印などから、西郷が政変で敗れて鹿児島に帰った1873(明治6)年か翌74年に書かれたとみられるという。 寄託したのは、都城市早鈴町の津曲靖麿さん(79)。書は自宅の倉庫の中から数年前に見つかり、古文書講座を受講したのをきっかけに今年2月、都城島津邸(早鈴町)に持参した。 津曲家は江戸時代、都城島津家で代々家老を務めた家で、靖麿さんが25代の当主。21代の兼全が、西郷と知り合いだったとされる都城の国学者、木幡栄周(こはたえいしゅう)(1825~80)と交流があり、木幡が西郷から譲り受けたものが津曲家に伝わったのではないか、という。靖麿さんは「市で保管していただき、たくさんの人に見てほしい」と話している。 西郷の書は、8日~来年3月31日、都城島津邸内の都城島津伝承館で開かれる収蔵史料展「都城島津家の歴史」で展示される。原則月曜と年末年始(12月29日~1月3日)が休館。一般210円、大学生・高校生160円、小中学生100円。問い合わせは同邸(0986・23・2116)へ。(神谷裕司)

山口)暦に刻むリアル 光の福祉作業所がカレンダー製作

 大好きな入浴。脱衣に30分、体を洗うのに40分、湯船に30分、体を拭くのに10分、着衣に40分、トータルで2時間半。若い頃より時間が長くなっている――。車いすの生活を送る障害者たちが、日々の暮らしの中で感じた思いを紹介するカレンダーができあがった。 作ったのは、山口県の光市心身障害者福祉作業所「つつじ園」。1997年から作り始めたオリジナルカレンダーで、地元ゆかりの民話シリーズや偉人伝シリーズを経て、昨年から障害者の暮らしぶりを紹介する新シリーズに入った。 新シリーズは、四肢まひの障害を持つ穐本(あきもと)伸一さん(62)、中原伸二さん(63)、夘山(うやま)賢吾さん(45)を主人公にした「3部作」。その第2部となる今回は穐本さんの物語だ。 穐本さんはパソコンを使って絵…

宮城)犬からイノシシへ 仙台の神社で干支引き継ぎ

 仙台市太白区の坪沼八幡神社で23日、今年の干支(えと)である「戌(いぬ)」から来年の干支の「亥(い)」への引き継ぎ任命式があった。地域の人たち約30人が見守った。 来年の主人公は生後2カ月ほどのイノシシで、オスの「りんご」とメスの「うめ」。シバイヌの「チビ」と秋田犬の「銀」からしめ縄を引き継ぎ、それぞれ首にかけられた。 山あいにある坪沼の地域振興にと、2013年の年末から始まった恒例行事。2匹は、地域の人がオリを仕掛けて捕まえた。正月三が日は境内に触れあいコーナーが作られ、「りんご」と「うめ」が初詣客を出迎える。神社には毎年約3千人が訪れるという。 宮司の高山晃和さん(50)は「動物と触れあうことで、心をなごませてほしい。来年はイノシシ2匹で亥亥(いい)年になれば」と話した。(和田翔太)

京都)国際学生の家、耐震費をクラウドファンディングで

 1965年、当時は珍しかった国際学生寮としてオープンした「京都『国際学生の家』」(京都市左京区)が老朽化し、耐震性の問題も抱えている。さまざまな国籍を持つ学生や研究員らが助け合い、時には意見をぶつけ合いながら生活してきた「家」を守ろうと今夏、クラウドファンディングでの資金集めが始まった。 国際学生の家には現在、日本人13人を含む13カ国34人が住む。開寮時に建てられた地上4階、地下1階建ての本館と、69年にできた地上2階建ての西館がある。 本館、西館とも耐震基準を満たしていないことが2012年に判明。本館は全面的な補強工事が、西館は建て直しが必要と判断された。水道管がさびて詰まったり窓枠がゆがんですきま風が吹いたりもしており、古くなった多くの設備が改修を迫られている。 本館の耐震工事費だけでも約8…

長野)長商×長工オリジナル薫製機 長商デパートで販売

 長野商業高校で26日から開かれる恒例の「長商(ちょうしょう)デパート大売り出し」に、長野工業高校が開発した人気の薫製機が登場する。ともに長野市内にあり、直線距離でわずか3キロの間柄だが、これまで交流がほぼなかったという伝統校2校。94回目を迎える長商デパートでも初となる高校生同士の「夢のコラボ」だ。 長商デパートは、実習販売を通した体験学習の場で、1916(大正5)年にあった名産品の実習販売が始まりだ。企画から仕入れ、販売までを生徒でつくる模擬株式会社が担い、「大売り出し」期間中は学校全体が「デパート」に変身。飲食店のほか、鮮魚から野菜、車も売り、昨年は3日間で来場客1万3200人、売り上げは3200万円に上った。 長工(ちょうこう)オリジナルの薫製機の誕生は2年前にさかのぼる。当時の機械科の生徒たちが文化祭の企画として、オイル缶を再利用して製作。安価かつ手軽に肉やチーズをいぶすことができ、文化祭ではすぐに完売する人気商品になった。長工は長野で今夏開かれた全国高校総合文化祭にこの薫製機を出展。これをきっかけに両校の交流が生まれ、長商デパートで扱ってはどうかという話になったという。 ビジネスのプロを目指す商売人…

静岡)故郷は静岡、ぼくはウルトラマンになった

 静岡の劇団から巣立った青年が今年、ウルトラマンになった。飛躍の影には、彼が「第二の母親」と呼ぶ師から注がれた、芝居への思いがあった。 浜松市出身の小池亮介さん(23)は、7月から放映されている「ウルトラマンR/B(ルーブ)」で、「ウルトラマンブル」に変身する「湊(みなと)イサミ」を演じる。幼さが残る19歳の大学生は「ウルトラマンロッソ」となる兄と共に、怪獣・宇宙人との戦いや交流を通じて成長していく。 幼少期に、「ウルトラマンティガ」の影響で空手を始めた。小学4年で堂本光一さんのドラマを見て芸能界に憧れ、「アイドルより役者になりたい」と、浜松の子ども劇団を経て、小6で静岡市駿河区の劇団「あろゑプロジェクト」に入った。 劇団代表は「岡本プク」の名で…

宮崎)国富町でしめ縄づくり最盛期

 宮崎県国富町本庄の町シルバー人材センターで、正月用のしめ縄づくりが最盛期を迎えている。しめ縄部会の60~80代の10人ほどが、シートを広げた作業場でわらをより合わせて丁寧に手作り。多くは注文品で今年は1400本余りをつくるという。 材料は、粘りがあってしめ縄に適しているというもち米の稲わら。機械で刈り取ると、わらが細断されてしまうため、もち米づくりに協力してくれる農家の刈り入れを部会員が手伝うという。 部会長の高橋稔さん(82)によると、しめ縄づくりを始めたのは15年ほど前から。技術を持った人材センターの登録者に講習会を開いてもらって技術を広めた。高橋さんは「部会員の皆さんはもうベテラン。弁当を持ち込んで、話をしながら手を動かすのが楽しいです」と話す。 しめ縄飾りは、大(800円)、小(700円)、氏神様用(長さ4メートル、3千円)の3種。問い合わせや注文は国富町シルバー人材センター(0985・75・9003)へ。(菊地洋行)

「けっぱれ弁当」埼玉の大学生、北海道の被災地を支援

 十文字学園女子大(埼玉県新座市菅沢2丁目)の食物栄養学科の学生らが9日、地元野菜たっぷりの弁当と北海道産サケの石狩鍋などを販売し、地震被害にあった北海道を復興支援するイベント「からだにべジプラスプロジェクト」を開く。収益は復興支援金として寄付する。 プロジェクトは同大とJAあさか野主催。同学科の金高(きんたか)有里講師(37)ゼミの3年生11人が参加している。 ゼミで地域食材を使った商品開発のプロジェクトに取り組んでいた9月、北海道で地震が起こった。金高講師は前任地が北海道の酪農学園大(江別市)で、教え子たちも被災。家具などが壊れた部屋、液状化で陥没した道路といった画像が金高講師に送られてきた。 3年生11人は、ゼミの先輩らが昨年度に熊本地震からの復興を支援する「くまプラスウィーツプロジェクト」に取り組んだ様子を見てきた。北海道の惨状に「自分たちも力になろう」と、今年のプロジェクトに北海道らしさを盛り込むことに決めた。 考案したのが「新座野菜deけっぱれ(がんばれ)弁当」。多くの食材を盛りこめるよう、9マスに分かれた容器を使用。ホウレン草のごまあえ、里芋の肉あんかけ、こんにゃく炒(い)り煮、にんじん卵焼き、タマネギやシメジのチャンチャン焼きなどに新座産野菜を用いた。 ご飯は北海道産金時豆の甘納豆お赤飯、川越市のNPO「かわごえ里山イニシアチブ」会員らが栽培した無農薬米とマコモタケの炊き込みご飯の2種。「復興支援のために」と低価格で提供してくれたもので、マコモタケはイネ科の野菜で食物繊維やカリウムが豊富。弁当は655キロカロリーで、赤血球を作る葉酸が212マイクログラムも含まれるという健康志向の弁当だ。同ゼミ3年の柿崎優花さん(21)は「新座の食材を生かしつつ、北海道らしさも盛りこんだ。被災された方々の復興に少しでも役立てたら」と話す。 9日のイベントは午前10時~午後2時、新座市野火止6丁目の野火止ふるさと広場で開かれる。けっぱれ弁当や石狩鍋のほか、地元食材のスイーツも販売する。弁当は義援金込みで1個700円。予約で100個、当日は20個販売する。問い合わせは、同女子大学(048・477・0555)の金高研究室。(大脇和明)