夕張市長を擁立、軸に

 来年4月の北海道知事選で、自民党道連は鈴木直道夕張市長(37)の擁立を軸に調整に入った。自民党は、来夏の参院選で高橋はるみ知事を擁立する方針で、その後継候補と位置づけたい考えだ。ただ、党内や経済界には別の候補者を推す声もあり、決定には不透明な面も残る。 鈴木氏は法政大卒で、東京都職員をへて11年4月に夕張市長に初当選し…

静岡)強制不妊と精神障害 つないだ手紙

 「名前を明かして活動することで、当事者がでてきてくれればいい」 旧優生保護法に基づき、強制不妊手術を受けたとして、今年5月、初めて実名で国を訴えた札幌市北区の小島喜久夫さん(77)。その提訴時の言葉に、「共感の思いでいっぱいです」と書かれた手紙が届いた。 差出人は「藤枝友の会」。県中部の精神障害者の患者会だ。約40年前に結成され、実名で手記を書き、人前で体験を語ることで、精神障害者と社会の接点を作ってきた。小島さんの告発に反応したのも、それが「実名」だったからだ。 小島さんは友の会のケースワー…

北上の1歳遺棄致死 初公判

 北上市で4月、1歳9カ月の長男に十分な食事を与えず死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた無職高舘拳被告(25)=花巻市西大通り1丁目=の裁判員裁判の初公判が10日、盛岡地裁(中島経太裁判長)であった。高舘被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。 検察側は冒頭陳述で、妻と別居してい…

茨城)速読コンテスト小5の部、守谷の櫛田さんが日本一

 全国速読・速解力コンテスト「速読甲子園2018」の小学5年生の部で、茨城県守谷市の櫛田遼真(りょうま)さん(11)が日本一にあたる金賞を受賞し、先月都内で表彰された。文章を固まりで見て頭に取り込めるといい、「1位になれるとは思わなかった」と喜んだ。 コンテストは、日本速脳速読協会の主催。パソコンやタブレットを使い、速読の学習プログラムで学ぶ教室が全国に2千ほどあり、その生徒ら約2万人が参加した。 問題は学年別に出題され、15分以内に約5ページの文章を読んだうえで5問を解く長文テストと、3分以内に20問に答える短文テストで総合点を競う。速さと理解力、正確さが必要だ。小5の部には1422人が挑んだ。 櫛田さんは3年の時から、守谷…

新潟)糸魚川大火から2年 教訓胸に、被災地でイベント

 糸魚川市の中心街で起きた大規模火災から2年を迎えた22日、被災地でさまざまなイベントがあった。大火の教訓をあらためて胸に刻むとともに、まちづくりに関わるきっかけにしてもらおうと、市が主催した。 公民館であった開始式では、被災した大町区の斎藤伸一区長が「区のお楽しみ会で、みなさんの笑顔がやっと出てきて、今後の生活についても意見を言うことができるようになってきました」とあいさつ。「とくにうれしいのは、若者が大火の後、駅北のにぎわいをつくるために立ち上がったことです」と述べた。 被災地のほぼ中央にある「にぎわい創出広場」では「こども消防隊」の隊員らが防火をテーマにした寸劇を披露した。女性消防団員がお母さんに扮し、天ぷら油を火にかけたまま台所を離れて来客に応対している間に火災が発生したケースなど3編を演じた。 11人の隊員は「ぜったいにダ…

香川)ことでんの京急1000形還暦、赤のラッピングを

 京浜急行電鉄(東京)で「1000形」として活躍し、今はことでんを走る車両のデビュー60年を祝おうと、鉄道ファンたちがネットのクラウドファンディングで寄付を募っている。「『還暦の赤』プロジェクト」と題し、京急時代と同じ真っ赤なラッピングをめざす。 1000形は1959年にデビュー。赤い車体に白い帯が入ったデザインは、2010年に引退するまで京急の代名詞として親しまれた。ことでんは京急から譲り受けて改良し、「1080形」として運行する。 ラッピングをめざすのは、1000形でも初代の2両。ことでんが1988年に譲り受けた。現在はクリーム色に塗られ、琴平線を表す黄色の帯が入っている。 プロジェクトは、山梨県の会社…

大阪)冬至名物「柚子みそ」づくり 河内長野

 冬至に食べると万病に効くと伝わる年末恒例の「柚子(ゆず)みそ」づくりが19日、大阪府河内長野市楠町西の盛松寺(せいしょうじ)であった。寺が建立された江戸時代の1722(享保7)年から続く伝統行事で、本堂内にユズの香りが広がった。21日午前9時から参拝者に配られる。 柚子みそは直径7~8センチのユズの上部を切り取り、くりぬいた中身を包丁でたたいてつぶし、みそと混ぜ合わせた後に再び詰め直す。この日はかっぽう着姿の信徒約30人が、約300個を手作りした。 寺の言い伝えによると、9世紀に弘法大師(空海)がこの地域に立ち寄った際、疫病に苦しむ人たちのために柚子みそづくりを教えたとされている。高橋成明住職(50)は「来年も無病息災で過ごしてもらえるようにとの思いを込めました」と話した。(坂東慎一郎)

富山)正月用葉ボタンの出荷作業始まる

 正月用の葉ボタンの出荷に向けた作業が県内で始まった。富山市粟島町3丁目の農家の塚本清信さん(77)のビニールハウスでは、20日からの出荷に備え、ピンクや白に色づいた葉ボタンを収穫し、約60センチにそろえる作業が行われている。 葉ボタンはキャベツと同じアブラナ科の観賞植物。花の種類の少ない冬に紅白に色づくことから、正月飾りやフラワーアレンジメント、生け花として人気があるという。 塚本さんは6月上旬に種から栽培を始め、「晴姿(はれすがた)」「初紅」など4種類計約1800本を出荷する。「本物のボタンに見えるように、成長させ過ぎず、花を小ぶりに茎を細くするのがコツ」と話す。出荷は年内いっぱい続く。(松原央)

広島)三次の小3伊野君、日本水産賞 海とさかなコン

 海や魚をテーマに小学生から作品や自由研究を募った第37回「海とさかな」自由研究・作品コンクール(朝日新聞社、朝日学生新聞社主催、日本水産協賛)で、広島県三次市立田幸小3年の伊野帆飛(はんと)さん(9)の観察図が日本水産株式会社賞に選ばれた。 タイトルは「おいしかったよ、ウチワエビ」。ウチワエビの特徴や生態を研究し、絵や文章でまとめた。 研究を始めたきっかけは、母がウチワエビを買ってきて汁物を作ってくれたことだ。頭部の独特な形を見て、「ギザギザがすごくて、何か切れそうだと思った」という。 作品は、約1週間かけて描いた…

静岡)ヤマハのミュージックサイレン、28日「終演」へ

 浜松市中区中沢町のヤマハ本社で従業員や街の人に時を知らせてきた「ミュージックサイレン」が28日、老朽化などから68年の歴史に幕を閉じる。戦後の自社の看板商品として200台近く出荷もしてきたが、来年以降も稼働するのは全国で5台だけになる。担当社員だけでなく周辺住民も、音楽の街を象徴する音色の「終演」を惜しむ。 同社がミュージックサイレンを開発したのは、終戦間もない1950年。「従来の工場のサイレンは戦時中の空襲警報のようで不快だ」という川上嘉市会長(当時)の発案だったとされる。その初号機を当時本社で一番高い建物だった4号館の屋上に設置。以後、この第1世代は公共施設や学校、工場など国内外に184台出荷される。89年には屋上の初号機を第2世代に付け替え、これも12台販売した。 円形のドラムが回転することで内部の空気が圧縮され、その空気が「窓」から放出される時に音が出る。窓の数やドラムの回転数で音程が変わる。音程が異なるサイレンを多数設置し、窓の開閉をコントロールすることで、楽曲を演奏する仕組みだ。 本社のミュージックサイレンは…