福井)お正月の味を手作りで 敦賀でにしんずしの講習会

 福井県敦賀市でお正月の味として親しまれている郷土料理「にしんずし」の作り方を学ぶ講習会が21日、同市三島町2丁目の西公民館で開かれた。主婦ら21人が参加。「市生活改善実行グループ連絡研究会」のメンバーの指導で、調理に取り組んだ。 にしんずしは、なれずしの一種。身欠きニシンとダイコン、ニンジンなどの野菜をこうじで漬け込み、発酵させて作る。市内の主婦(67)は「にしんずしが大好きで、自分で作ってみたいと思って参加しました。お正月には欠かせない一品です」と話していた。(八百板一平)

福島)イナゴのつくだ煮 避難の味

 その男性は、建物の前で腰をくの字に折り曲げ、深々と頭を下げている。 2013年12月28日付の朝日新聞社会面に載った写真。記事には「最後の避難所 双葉町民退去」の見出しがある。 原発事故で避難した双葉町民約1400人が暮らした埼玉県加須市の避難所が役目を終えた日。臨時職員の町民男性が、体育館の鍵を閉めて一礼した場面だ。 それから6年。写真の男性は今…

奈良)移動式店舗が奈良駅前に出現 ジビエバーガーなど

 JR奈良駅の近くで、キッチンカーを見かけるようになった。店名は、裸一貫でのスタートとの意味を込めた「フンドシキッチン」。店主の向井信悟さん(32)は、京都の鹿肉や県産牛を使ったハンバーガーで「地元の奈良を盛り上げたい」と意気込む。 奈良市出身。大学卒業後に東京で就職したが、体調を崩して1年ほどでUターン。市内の飲食店勤務を経て今年3月に独立し、県内外のイベントにキッチンカーで出店を続けていた。 12月上旬、「出身中学が近く、愛着がある」とキッチンカーのままJR奈良駅近くの空き地で販売することに。土地の所有者とは賃貸契約を結んでいる。 メニューは約5種類のハンバー…

山形)デビュー40周年「阿部ゆたかの世界展」新庄で

 今年、デビュー40周年を迎える山形県新庄市出身の漫画家阿部ゆたかさん(61)の複製原画を展示した「阿部ゆたかの世界展」(最上地域観光協議会主催)が、新庄市多門町の最上広域交流センターゆめりあの新庄最上漫画ミュージアムで開かれている。昨年12月29日午後には、阿部さんが会場を訪れた。 会場には劇場版「名探偵コナン」の原画をはじめ、「ガラスの世代」など1980年代から近年までの作品の原画など約170点が展示されている。会場を訪れた阿部さんは、ファンとの写真撮影に応じていた。阿部さんは「故郷の仲間や子どもに見てもらえるのは面はゆくて、うれしい。新庄の気候や季節感が僕の絵の雰囲気のベースになっていると思う」と話した。 3月3日まで。入場無料。第2、4月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)。2月2日と3月2日の午後1時半~3時半、ゆめりあ2階会議室で阿部さんを講師に「新庄最上漫画大学」を開く。先着20人。問い合わせは市商工観光課クールジャパン新庄推進室(0233・22・2111)へ。(三木一哉)

ペコちゃんと秋田犬がコラボ 不二家「ミルキー」新商品

 大手製菓会社の不二家(本社・東京)は、ロングセラーキャンディー「ミルキー」のペコちゃんと秋田犬がコラボした新商品「ミルキー(ペコちゃん&秋田犬)」の販売を始めた。秋田県内の不二家洋菓子店や土産店で購入できる。 新商品のパッケージの表面には着ぐるみを着たペコちゃん、裏面には秋田犬を抱いたペコちゃんが描かれている。5粒入った小箱10箱のセット販売で、化粧箱には母親に甘える小犬など3枚の写真をあしらった。税込み810円。 北秋田市など4市町村で構成する地域観光連携組織「秋田犬ツーリズム」と大館市、秋田銀行が協力して実現した。不二家との橋渡しをした秋田銀行の桜庭英悦顧問は「ナショナルブランドのペコちゃんとローカルブランドの雄の秋田犬を全国に発信したい」。不二家の桜井康文社長は「ミルキーは不二家の基礎を作った。新商品が地域活性化の一助になればうれしい」と話している。(加賀谷直人)

「1回滑れば地肌が…」 雪不足で宮城のスキー場が悲鳴

 宮城県内はいよいよ本格的なスキーシーズンを迎える。だが今年は暖冬の影響で、各地のスキー場は雪不足が続く。スキー場開きの式典や安全祈願祭をしたスキー場もあるが、営業開始は遅れ気味で、関係者はまとまった雪を待ち望んでいる。 泉ケ岳の斜面に広がるスプリングバレー泉高原スキー場(仙台市泉区)。オープン予定だった14日、ゲレンデにスキーヤーの姿はなかった。一帯は雪に覆われているが、まだ足首程度の深さしかなく、この日のオープンを断念した。広々としたコースには人工降雪機が並ぶが、気温が下がらないと稼働できず、圧雪車も待ちぼうけだ。 担当者によると、ゲレンデをオープンするには40センチ以上の積雪が必要だが、14日午前の段階ではまだ15センチほどで、山頂付近でも40センチに届かない。ひと足先に、13日には安全祈願祭を開いた。「毎日天気図とにらめっこ。今月中には営業を始めたい」 オニコウベスキー場(大崎市)も14日のオープンを予定していたが、雪不足で延期を決めた。13日朝の時点で、リフト乗り場付近の積雪は10センチ程度。「1回滑れば地肌が現れる場所もある」という状況だ。人工雪の設備がなく、担当者は「あと30~40センチはほしい。雪が降ってくれるのを待つしかない。いつオープンできるか、見通しはつかない」と話す。 みやぎ蔵王えぼしリゾート(蔵王町)は、10本あるゲレンデのうち、標高1100メートル付近にある石子ゲレンデ(長さ500メートル)だけが滑走可能になり、11日にオープンさせた。 スキー場開きの式典は11月30日だったが、雪が少なかったため、25台の人工降雪機と圧雪車をフル稼働させて営業にこぎつけた。積雪は20~30センチとなり、1日約300人のスキー、スノーボード客が訪れている。 「人工降雪機がなかったら、こんなに早くスタートできなかった。雪はもちろん、気温が下がってほしい」と担当者。22日からの3連休には、ふもとのゲレンデも開けたいという。 みやぎ蔵王スキー場すみかわス…

石川)アリーナ構想、官民連携に立ちはだかる壁

 国の旗振りもあり、今年は官民連携のアリーナ整備構想が石川県内各地で聞こえてきた。そして、官と民の間にそびえる「壁」を実感させられた一年でもあった。 12月12日、野々市市議会の一般質問。市中央公園運動広場(同市下林3丁目)の拡張と体育施設整備計画について問われた粟貴章市長は「色々な手法が考えられる。様々な事例、事業形態を研究、検討していきたい」と答弁。質問した中村義彦市議は眉根を寄せた。 「優等生的なお答…

熊本)高級「芹生柿」作り本格化 天草

 熊本県天草市五和町手野地区で、高級干し柿「芹生(せりう)柿」の収穫と掛け干しが本格化している。ようかんのような甘さが特徴で、今年は約3千個の出荷をめざしている。 手野地区では1990年代、地元の民家で育った大ぶりの実がなる1本の渋柿に着目。特産品化をめざして干し柿作りが始まった。2008年から松村一比孝(かずひこ)さん(72)らが接ぎ木をして約700本を栽培。一昨年8月には、販路拡大のため農水産物加工販売会社「ディープブルー天草」(田中一志社長)を設立した。 地区内の約30軒の生産農家で今月初めから収穫が始まった。加工場で重さが350グラム以上の生柿を皮むきし、掛け干しをしている。約1カ月で完成し、糖度は60度以上になるという。100グラム以上の干し柿は1個1500円、100グラム以下は千円で全国に注文販売する。問い合わせは同社(0969・34・0711)へ。(大矢雅弘)

山口)交通安全 サンタさんと約束 下関

 年末年始を元気で安全に過ごしてもらおうと、山口県下関市豊北町にある二つのこども園で19日、「交通安全ポリスマスプレゼント大作戦」が催された。小串署と豊北ライオンズクラブ(藤永一夫会長)が連携して企画。3人のサンタクロースがプレゼントのお菓子を配った後、小串署員が手作りのパネルで交通ルールを説明した。 豊北きらきらこども園では、園児54人が参加した。署員が「道路の向こうのコンビニに行くには?」と問いかけると、園児たちは「信号」「歩道」と次々と声を上げた。「横断歩道を渡る」と答えた木村颯介君(6)は、署員が紙コップで作ったパトカーをもらって大喜び。「いつも手を挙げて横断歩道を渡る。信号をちゃんと守ります」と話した。 同署の奥彩麻里(さおり)・地域交通課長は「管内では今年、未就学児が道路に飛び出したと思われる人身事故が起きている。交通ルールを守って事故に遭わないようにしてほしい」と述べた。(山田菜の花)

鹿児島)ユナイテッドの新監督に金鍾成氏

 明治安田生命J2リーグへの昇格を決めた鹿児島ユナイテッドFCは15日、今季限りで退任する三浦泰年監督の後任に、同じくJ2に昇格するFC琉球で監督を務めた金鍾成(キムジョンソン)氏(54)が就任すると発表した。 クラブによると、金氏は朝鮮大学校を卒業後、ジュビロ磐田やコンサドーレ札幌で選手としてプレー。2016年に琉球の監督に就任した。金監督は「J2リーグという未知のステージを鹿児島のみなさんと共に感じ、共に戦い、共に進んでいきましょう」とのコメントを出した。(井東礁)