長崎)島原―熊本に新造船 九商フェリーが22日から

 島原港(長崎県島原市)と熊本港(熊本市西区)を結ぶ九商フェリー(島原市)に22日から、新造船の「レインボーかもめ」(850トン)が就航する。建造費は約15億円で、障害者や高齢者に配慮したエレベーターやバリアフリー席が新設された。 1989年に就航した「フェリーあそ」(697トン)の後継船。大型バス7台を収容でき、客席は144席から296席に増える。「フェリーくまもと」との2隻体制で、両港間約21キロを60分で結ぶ。 19日には島原港で、招待客ら約100人に新造船が披露された。美根晴幸社長は「船内からの景色やカモメとの触れ合いを楽しみながら、有明海の船旅を満喫してほしい」と語った。(舞田正人)

静岡)県東部、メタボや高血圧に注意を 県分析

 静岡県内に本部がある医療保険者から集めた約68万人分の特定健診データ(2016年度分)の分析結果を、県が公表した。予備群を含むメタボリックシンドローム、肥満、糖尿病は、男女ともに増えていた。地域別では東部でメタボや高血圧が多かった。 県は厚生労働省からのデータ提供のみではできない詳細な分析を行うため、独自に県内の協会けんぽや健保組合などから特定健診データを収集している。 16年度は68万5349人分を分析。地域別だと、腹囲などを基準にしたメタボは男女ともに県東部と静岡市で該当者が多かった。男性は東伊豆町と伊豆の国市で県平均の約1・16倍。女性は小山町が約1・34倍となり、清水町や御殿場市、伊豆市でも1・2倍以上だった。 高血圧についても同様の傾向が…

愛知)年賀状甲子園、豊明高校が初出場V

 高校生が年賀状の独創性や表現力を競う「年賀状甲子園」で、愛知県豊明市の県立豊明高校イラストレーション部の3人が初出場で日本一に輝いた。干支(えと)の「亥(いのしし)」を力強いタッチと巧みな色使いで表現し、「色の構成がよく、テーマに沿った表現、作品の完成度が優れている」と高く評価された。 10回目の開催となった年賀状甲子園は、メール世代の高校生に手書きの良さを再認識してもらい、アナログとデジタルを融合した表現方法につなげるのが狙い。「イラスト」「写真」「ルーキー応援」の3部門で1枚ずつ年賀状をつくり、メッセージ性や独創性、デザイン性などで選ばれた16チームが本選に進んだ。本選はトーナメントで、プロのイラストレーターらが審査。今回はプロ野球ロッテのルーキー安田尚憲選手が特別審査員を務め、ルーキー応援部門の採点をした。 豊明高校は「まんが甲子園」(全国高校漫画選手権大会)で優勝経験のある実力校。2年生の大坪えまさんと川原瑞穂さん、1年生の遠藤にいなさんが出場した。 イラスト部門は川原さんが担当…

西入間署員お手製 防犯アニメで啓発

◇色紙動かしコマ撮り 埼玉県警西入間署1階ロビーと東武東上線の坂戸駅北口前で、特殊詐欺や自転車盗難の被害防止と自転車の交通安全を訴えるアニメーションが上映されている。絵心がある同署の鈴木伸嘉・地域課長が手作りした3本で、見た人には「かわいい」と評判だ。 いずれも切り抜いた色紙が少しずつ組み合…

広島)暴走族vs県警 全国初の「暴走族対策課」も

 400ccのバイクの上で先輩につかまり、夜の街を駆け抜けた。勉強も部活もうまくいかず2DKのアパートに帰れば両親のけんか。そんな日々から抜け出したかった。 高坂朝人(たかさかあさと)さん(35)が広島市安佐南区の暴走族に入ったのは1997年、中学2年の時。盗んだバイクで集団暴走を繰り返した。金庫破りで得たお金で遊び、先輩から譲り受けた刺繡(ししゅう)入りの特攻服を広島三大祭りで披露。中でも中区の「えびす講」は18歳になった先輩の「卒業式」の舞台で、特別だった。 由緒ある祭りが特攻服で埋め尽くされ、グループ同士のけんかで傷害事件なども多発。「面倒見」と呼ばれる暴力団関係者が、少年たちから上納金を集める代わりに後ろ盾となった。 グループ数が最多の44となっ…

青森)海洋地球研究船「みらい」関根浜を出港、北極海へ

 海洋研究開発機構に所属する海洋地球研究船「みらい」(全長128・5メートル、8706トン)が24日、青森県むつ市にある母港・関根浜港から北極海へ向けて出港した。18日に帰港していたもので、この日は市職員ら約40人が「むつ市の誇り みらい いってらっしゃい」と書いた紙を掲げるなどして見送った。 みらいの前身は日本初の原子力船「むつ」(全長130・5メートル、8242トン)。1974年、放射線漏れ事故を起こした後に原子炉が撤去され、96年、現在の研究船に生まれ変わった。みらいは就航後、水深6千メートルまでの海洋観測を世界に先駆けて手掛けるなどして、地球の環境変動に関する研究に貢献してきたといい、同機構むつ研究所の田中武男所長は「みらいを市の誇りと思っていただけて有り難い」。 今回は乗組員や極地研究の学者ら約50人を乗せ、12月まで北極圏の気候や海洋の調査を行う。その後は南洋のチリへ向かう予定で、帰港は来年夏過ぎの見込みという。(伊東大治)

福島)虐殺・震災、分かち合う一杯 ルワンダコーヒー

 熱湯を注ぐと、真っ白な蒸気と懐かしい香りが部屋いっぱいに広がった。 風味豊かなルワンダ産のコーヒー。福島市のNPO「ルワンダの教育を考える会」の代表で、ルワンダ出身の永遠瑠(とわり)マリールイズさん(53)は「良い香りでしょ。ルワンダはとってもおいしい豆が採れるのよ」と笑顔で言った。 赤道近くにあるにもかかわらず、国土の大部分が標高千メートルを超えるため、長野県のように冷涼な気候に恵まれたアフリカの内陸国・ルワンダ(人口約1200万人)。四国を一回り大きくしたような小国を、私が取材で訪れたのは2016年だった。 コーヒー豆の取材ではない。1…

岩手)「黒森神楽」が中欧公演へ 被災地支援に感謝

 国の重要無形民俗文化財に指定されている岩手県宮古市の「黒森神楽」が2月、ハンガリーとポーランドで初めて公演を行う。正月から三陸沿岸を巡礼する「廻(まわ)り神楽」として知られ、東日本大震災後の被災者を元気づけてきた。神楽衆は「被災地支援への感謝と340年以上の伝統を伝えたい」と中欧での公演を心待ちにしている。 今年、日本とハンガリーとの外交関係樹立150周年、ポーランドとの国交樹立100周年を迎えるのを記念し国際交流基金が企画。2月20日~26日にハンガリーの首都ブダペストやポーランドの首都ワルシャワなど3カ所で公演する。 黒森神楽は震災の3カ月後に活動を再開し、沿岸を回る巡業も続けた。正月から2カ月半、亡くなった人たちの前で鎮魂を祈る「神楽念仏」や、高台に再建した新居の完成を祝う「柱固め」などの祈禱(きとう)を行ってきた。2011年にはロシア、12年にはパリでも公演を行い、被災地の支援への感謝を伝えてきた。 今回参加する神楽衆は12人で…

福岡)ゴール事故、学校全体の責任問う 校長ら書類送検

 福岡県大川市立川口小学校の運動場で昨年1月、児童がゴールポストの下敷きになって死亡した事故は、県警が21日、同校の校長や担任ら6人を業務上過失致死の疑いで書類送検し、約2年にわたる捜査を終えた。 県警は、設備の点検など注意義務を怠った点は現場の教員にとどまらず、教員に十分な指導をしていなかった校長らにも落ち度があると判断。学校全体の管理責任を問うた形だ。 市教育委員会によると、川口小には、教室や廊下、運動場について、毎月安全点検するよう定めたマニュアルがあったが、担当教員や校長ら管理職は、事故前年の2016年10月を最後に点検していなかった。ゴールポストなど個別設備の点検項目も定めていなかったという。市教委の担当者は「安全意識が希薄だった」と認める。 千葉県で起きた死亡事故を受け…

兵庫)諏訪神社でちょうちん新調 神港学園球児ら参加

 神戸市中央区諏訪山町の諏訪神社で28日、新年に向け、楼門や拝殿に新しいちょうちんが取り付けられた。神社の階段などで体を鍛えている神港学園高校の硬式野球部員も参加した。 毎年の恒例行事で、この日、地域の住民や商店などが家内安全や無病息災、商売繁盛の願いを込めて奉納した約120個のちょうちんが取り付けられた。 参加した野球部1年の河村利毅(としき)さん(16)と嶺山奨斗さん(16)は「地域の方々への感謝や恩返しの気持ちを込めて手伝った。甲子園を目指して頑張りたい」と話した。(大木理恵子)