鳥取)毎日が遊び感覚 CMディレクター・浜崎慎治さん

 テレビCMの演出から撮影、編集までを手がけ、記憶に残る話題作を多数生み出しているCMディレクター。auの「三太郎」や日野自動車の「ヒノノニトン」、家庭教師のトライの「教えてトライさん」など年間40~50本のCMを演出している売れっ子だ。 鳥取市内に100年以上続くしょうゆ屋に生まれ、鳥取東高校卒業後、埼玉大で建設工学を専攻した。ダムや橋を造る建築の仕事に就くはずが、就職氷河期ということもあり、1社も内定がもらえなかった。カメラマンをしていた兄の影響で広告業界に興味を持ち、就職先を大きく方向転換して東京のCM制作会社に就職した。「CM制作って面白いことして、大人が本気で遊びながらやってるような仕事に見えたんです」 しかし入社後、自分のところにはなかなか面白い仕事は回ってこない。そこで何か面白いことができないかと思いついたのが実家のしょうゆ屋のCM制作だった。このCMで全日本シーエム放送連盟(現ACC)の賞を受けた。社内の見る目が変わり、徐々に仕事が増えていった。2013年からフリーランスとして活動し、好感度の高いCMを作り続けている。 今年はCMだけではなく、映画…

香川)にんにくカレー、我が道貫く 琴平に誕生

 「ガーリック レベルマックス」「デートの前はほどほどに…」とうたう「こんぴらにんにくカレー」が、香川県琴平町に誕生した。町特産のにんにくが、ジャガイモと同じようにかけらで入り、強いニオイが食欲をそそる。担当者が「万人受けは狙っていない」と言い切る個性派だ。 町内のNPO、商工会、農協が2010年に立ち上げた「ガーリック侍」シリーズ。「旨(うま)み味噌(みそ)」など最初の3商品に続く、8年ぶりの新作だ。原則として町内だけで販売してきた3商品の売り上げが減ってきた3年前、シリーズ全体にてこ入れする起爆剤としてレトルトカレーに目を付け、開発に着手した。 「好きじゃない人には抵抗あるぐらいでいい」と割り切り、1食200グラムにすべて町産のにんにく10グラムを使用。町内の食品会社と量だけでなく、すったり刻んだり調理法も試作を重ね、するだけでなくかけらをそのまま入れることにした。 中辛のみで税込み540円。町内の取扱店を増やしつつあり、高松市の栗林公園にある「栗林庵」でも販売中。町商工会の住谷健治さんは「パワースポットのこんぴらさんにお参りした後、カレーからもパワーをもらって元気になってほしい」。問い合わせは町商工会(0877・73・5525、1月3日まで休み)へ。(三島庸孝)

奈良)串カツ屋×行政書士 奥本雅史さん

 JR奈良駅から西に歩いて5分。小さな路地の三条宮前新町通りに入ると、「串かつ」の赤ちょうちんが目にとまる。「銀河食堂」ののれんをくぐると、扉の脇に「行政書士奥本雅史事務所」の表札。 扉を開けると、「いらっしゃーい」。女将(おかみ)の栗生優美(くりうゆみ)さん(48)が笑顔で迎えてくれた。厨房から大将の奥本雅史さん(46)が出てきて、会釈する。 カウンターには、串カツや日本酒のメニュー。ところが、壁には「報酬額表」が貼ってあり、脇の本棚は「事例式 相続実務の手続と書式」などがずらり。ここは串カツ屋兼行政書士事務所なのだ。 奥本さんは高校卒業後の199…

山梨)子どもの心のケア総合拠点が起工 甲府で

 発達障害児や虐待を受けた子どもたちを支援する山梨県の施設「子どもの心のケアに係る総合拠点」(仮称)が昨年末、甲府市住吉2丁目の建設予定地で起工した。2020年の開設を目指す。 県職員研修所などの跡地約1万5千平方メートルに、鉄筋コンクリート一部木造2階建てで延べ約6800平方メートルの建物を整備する。本体工事費は25億2千万円。 総合拠点には4施設を集める。県福祉プラザ(甲府市北新1丁目)にある「こころの発達総合支援センター」と「中央児童相談所」は20年2月、移転する。心理治療や生活指導を行う「児童心理治療施設」と、「特別支援学校」は同年4月、新設される。 医療、福祉、学校教育の各機能…

和歌山)『よそ行き』で出かける特別な場所、丸正百貨店

 「屋上の周りを汽車が走っていてね。真ん中あたりにコーヒーカップ。ドーナツ状の水路をぐるぐる回るボートの乗り物もあったんですわ」。和歌山市中心部のシンボル的存在だった旧丸正百貨店。朝日新聞和歌山版で「和歌山回想列車」を連載している井口博文さん(56)は、少年時代の思い出を昨日のことのように語る。 かつては路面電車(南海電鉄和歌山軌道線)の「本町2丁目」が最寄りの「電停」だった。降りるとすぐ目の前に、カーブを描いた外壁が印象的な5階建ての百貨店があった。「今みたいに物があふれてない時代。『よそ行き』な格好で出かける特別な場所やったんですよ」 丸正は1891(明治24)年…

福島)7年10カ月ぶりに生乳の出荷再開 葛尾村

 原発事故で全村避難した葛尾村で11日、酪農が復活した。昨年9月に乳牛が戻った佐久間牧場(同村落合)で、この日から安全性が確認された生乳の出荷が再開された。震災当日の朝以来、7年10カ月ぶりの出荷を牧場や村の関係者ら大勢が見守った。 11日午前10時。同牧場の佐久間哲次さん(42)らが待ち構えるなか、「農協牛乳」などを製造・販売する東北協同乳業(本宮市)の集乳車が到着。震災当日と同じ担当者が「お久しぶりです」などとあいさつした後、貯乳タンクに管をつなぎ、生乳を移し替える作業を始めた。 この日出荷した生乳は9日夕から11日朝まで計4回の搾乳で貯蔵した735リットル。約15分後、同村の篠木弘村長やJA福島さくらの関係者ら約50人が集乳車を見送った。篠木村長は「この日を待っていた。震災からの出荷再開は並大抵ではない。村の畜産業復興に向けた第一歩だ」と喜んだ。 牧場に牛が戻ってからの約4カ…

神奈川)横浜の建築会社が絵本を出版 そのワケは……

 横浜市に、絵本を何冊も出している建築会社がある。そのねらいとは――。 横浜市西区の「タツミプランニング」は、住宅の設計・建築を中心に年間約400棟を施工する企業だ。 同社は9月、大工道具を登場人物にした絵本を日本文芸社から出した。タイトルは「DO GOOD SHOW どうぐ☆ショー」。擬人化されたドリルや電動のこぎり、とんかちなどの大工道具が次々に登場する絵本だ。 社員らでつくる「タツミのえほ…

宮崎)延岡学園シュート力光る 3回戦へ 高校バスケ

 第71回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ、朝日新聞社など主催)の男子2回戦が25日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザであった。県代表の延岡学園は金沢学院(石川)を94―66で破り、3回戦に進んだ。 前半は33―32と互角だったが、第3クオーターから地力を見せて差を広げ、終盤も着実に得点を重ねた。延岡学園は正確なシュート力が光り、2点シュートの成功率は54・4%。金沢学院の31・8%を大きく上回った。 延岡学園は26日、東海大学付属諏訪(長野)と対戦する。(高橋健人)

愛媛)南予唯一の映画館 1月6日に閉館へ 大洲

 常設の映画館としては南予で唯一の「シネマサンシャイン大洲」(大洲市東大洲)が、来年1月6日で閉館する。運営する佐々木興業グループ(東京)によると、土地の賃貸借契約が満了するうえ、系列館が松前町にあるためという。 同グループによると、1999年7月にオープンした。シネマコンプレックス(複合型映画館)で六つのスクリーンで計約950席。今年7月の西日本豪雨を含めて計3回の浸水被害を受けており、西日本豪雨では館内が浸水。座席や廊下などを清掃・復旧して7月下旬に上映を再開した。 6日の最終日には特別なイベントの予定はないが、館内では閉館に向けて従業員が過去の上映作品のチラシで「20年間」「ありがとう」「感謝」の文字を作って掲示している。 メッセージボードには、観客ら…

千葉)ジェッツ3連覇に挑む 10日からバスケ天皇杯

 バスケットボールの天皇杯全日本選手権の最終ラウンドが10日から始まり、「千葉ジェッツふなばし」は3連覇を目指して川崎ブレイブサンダースとの準々決勝に臨む。Bリーグの今季開幕戦で2連敗を喫した相手との対戦を前に、ジェッツの選手は「リベンジする」と意気込む。 天皇杯は2017年にジェッツが創設6季目で初のタイトルを獲得した大会。長年、大企業を母体としたチームが上位を占めていたバスケット界に「市民球団」が風穴を開けた大会と言える。昨季も持ち前の「堅守からの速攻」を発揮して連覇を達成した。小野龍猛主将(31)は「自分たちにとって、すごく良い大会。チャレンジャーとして戦って、良い年明けにしたい」と話す。 今季のジェッツは8日現在、Bリーグ東地区の首位と好調だ。だが、昨年10月のBリーグ開幕戦では、川崎に連敗。相手の堅い守備にペースを乱され、速攻が機能しなかった。 開幕時はチームの連携にミスが…