茨城)塩ビ製の鳥居、全国に拡大中 日立のメーカー開発

 茨城県日立市西部の中山間地にある中島ビニール加工(同市入四間町)のシンボルは、敷地の入り口と建物の屋根に飾ってある鳥居だ。管工事やプラントなどで使う硬質塩化ビニールの加工が本業だが、その技術を生かして始めた「新素材鳥居」で業績を伸ばしている。 木や石材、金属でできた鳥居に比べ、塩化ビニール製の鳥居は、「腐らない、さびない」のが売り。地震にも強く、耐久性や安全性に優れる。特許庁の実用新案登録商品で、日立市地域ブランド推進協議会の「ベストセレクションひたち」に認定されている。 鳥居を造るきっかけは、中島政好社長(72)が町内にある鳥居の造り替えに関わったことだった。1995年、腐って傾いた木製の鳥居を造り直した時、町内会の当番が回ってきた。山を持っている地主さんと交渉し、4本の木を山奥から切り出す工程。「それまでやってきたことだが大変な作業。塩ビのパイプで造って奉納することを提案し、みなさんの了解を得た」 この鳥居の評判が広がって、近…

京都)経営・家族・教育の識者3人に聞いた平成30年間

 元号が昭和から平成に変わった1989年は、「24時間戦えますか」が流行語になった年だった。24時間営業のコンビニが増えるなど、平成は便利さやサービスを「求めすぎ」の時代ではなかったか。過ぎたるはなお及ばざるがごとし? 「京都と平成」番外編では経営、家族、教育の専門家に平成の30年間を振り返ってもらい、新しい時代のあり方を考えた。(聞き手・小林正典) ――90年代に日本の労働生産性や国際競争力が落ちた、と指摘している。 日本の正社員は先進国の中で飛…

熊本)くまモンも仕事納め 三本締めで1年終える

 今年も県内をはじめ国内外を飛び回ったくまモンが30日、くまモンスクエア(熊本市中央区手取本町)で仕事納めをした。集まった120人とともに、三本締めで1年を締めくくった。 くまモンスクエアは今年、指定管理者が代わってリニューアル。6月には延べ来館者が200万人を突破し、7月に5周年を迎えた。この日も国内外から多くの人が集まり、会場に入りきらない人たちが外にあふれていた。 県庁職員のくまモンだが、ほかの職員よりも2日遅い仕事納めとなった。くまモンスクエアは、1月3日からの営業だが、くまモンは元日から仕事があるという。県知事公室くまモングループの担当者は「ほかの県庁職員よりも働いてくれています」と話した。(杉山歩)

高知)龍馬への年賀状 10年で4000通

 桂浜公園(高知市浦戸)の坂本龍馬像前で1日、全国の龍馬ファンから届いた年賀状の配達式があり、飛脚姿の高知中央郵便局員が、県立坂本龍馬記念館の高松清之館長に、計158枚の年賀状を手渡した。 今年が10回目の節目にあたり、高松館長が「10回目で計4千枚を超えました。次の10年に向けて頑張っていきたい」とあいさつ。「今年も自分らしく生きていきます。龍馬さーん!今年も見ててね」とつづった愛知県の女性の年賀状など5枚が紹介された。 同館と龍馬ファンでつくる龍馬街道実行委員会の共催。年賀状は同館で保管し、10年後に送り主が来館すれば返却する。(菅沢百恵)

山口)中原中也の散歩生活をたどる 記念館でテーマ展

 山口市の中原中也記念館で、テーマ展「中原中也の散歩生活」が開かれている。来月17日まで。 「大正十二年より昭和八年十月迄(まで)、毎日々々歩き通す」 中也は「詩的履歴書」にこう記すほど散歩が好きで、昼に起きてから夜遅くまで東京の街をあてもなく歩いたという。 テーマ展では、中也が歩いた東…

香川)内場城 長宗我部の拠点? 講演会で謎に迫る

 南北に約700メートルという広大な縄張りをもっていた山城「内場(ないば)城」(高松市塩江町)の謎に迫る講演会が28日、地元の塩江で開かれる。城跡の分析から、土佐(高知)の戦国大名・長宗我部元親が攻略し、讃岐攻めの拠点とした可能性があるという。 香川県教育委員会は1997~2002年度、県内の中世城館跡約400カ所を調査。講演会では、内場城跡の現地調査に関わった県埋蔵文化財センター所長の西岡達哉さん(58)が話す。 西岡さんによると、内場城は、塩江の有力な一族だった藤沢氏が鎌倉時代に築城。長宗我部元親の讃岐侵攻で落城したとされる。地元には、こうした言い伝えや城山、城原といった地名が残るが、確かな文献は見つかっていないという。 城跡は当初、内場池の西に広が…

愛媛)西条で「春の七草」の出荷がピーク

 七草がゆに使うセリ、ナズナなど「春の七草」の出荷が愛媛県西条市の農家で最盛期を迎えている。 西条市の「西条の七草」は、栽培に名水百選の「うちぬき」を使い、ブランド化。全国トップクラスの出荷量を誇り、京阪神を中心に全国へ出荷される。 JA西条管内では13の農家が約15ヘクタールで栽培。春の七草部会長の真木和親(かずちか)さん(64)方では正月三が日、高校生のアルバイトら100人余りが、仕分けやパック詰め作業に汗を流した。 真木さんによると、昨年11月の天候が良く、生育は順調だった。真木さんは「JA西条の七草の品質は日本一、という信頼に応えられるよう七草部会全員で取り組んでいる」と話していた。JA西条は7日、JR伊予西条駅前(西条市)などで七草がゆを無料でふるまう。(柳川迅)

京都)大学が食と農に注目 学部・学科の新設相次ぐ

 杉本家住宅(京都市下京区綾小路通新町西入)は1870(明治3)年に建てられた町家。その台所で昨年12月、京都府立大(左京区)の学生ら11人が耳を傾けていた。 「円満に事が収まるように、お餅も大根も丸にする」と語ったのは杉本節子さん(53)。1743(寛保3)年に創業した呉服商「奈良屋」を営んだ杉本家の10代目だ。 杉本さんはおくどさん(かまど)のそばで、白みその雑煮の作り方を説明した。和食をめぐる授業の一環で、正月準備がテーマだった。料理研究家として活動する杉本さんは、府立大の客員教授を務めている。 杉本家住宅の保存・継承を目的…

宮城)中学校の運動部、大学生がタブレットで遠隔指導

 部活指導もIT(情報技術)で――。中学校の運動部を大学生らがタブレット端末を使って「遠隔指導」する仕組みを、県教育委員会が採り入れる。指導者不足に悩む郡部での部活動をITで支える試みで、来年度から一部の中学校で試行する。 県教委と連携協定を締結したソフトバンク(東京)によると、部活動支援についてこうした協定を結んだのは全国で初めて。 県教委が使うのは、ソフトバンクが2015年度に一般向けに出したアプリ「スマートコーチ」。利用者が、スポーツに取り組む3分ほどの動画を送ると、専門コーチが動画を編集して返信する。 画面上では、元の動画に緑や青…

埼玉)長瀞の宝登山でロウバイの花咲き始める

 埼玉県長瀞町の宝登山(497メートル)山頂で、ロウバイの黄色い花が咲き始めた。14日までの3連休は気候にも恵まれ、多くの観光客が訪れてはロウバイの花を前に、眼下に広がる秩父地方の町並みや、遠くに見える武甲山、両神山の眺めを楽しんだ。 山頂にあるロウバイ園には、1万5千平方メートルの敷地に3種類のロウバイ約3千本が植栽されている。毎年この時期に咲き始め、2月中旬まで直径約2センチの淡い黄色い花が山頂を飾る。独特の濃厚な香りもこの花の特徴だ。 宝登山には、山麓(さんろく)駅から山頂駅までロープウェー(片道大人480円、子ども240円)が運行されている。(原裕司)