鹿児島)初詣で干支のイノシシがお出迎え

 平安遷都に活躍したとされる和気清麻呂をまつる霧島市牧園町宿窪田の和気(わけ)神社では、清麻呂をまもり、神の使いとされる干支(えと)のイノシシが、初詣に訪れた大勢の参拝客を出迎えていた。 神社の入り口には幅12・5メートル、高さ8・3メートルの巨大な絵馬が掲げられ、清麻呂と向き合う勇ましいイノシシの姿が描かれている。 境内では、狛犬(こまいぬ)ならぬ「狛猪(こまいのしし)」が両脇を守っている。また、神社に奉納され、飼われている生きた白いイノシシ「和気(わけ)ちゃん」に、参拝客らは笑顔を浮かべていた。 同神社の三宅みき権禰宜(ごんねぎ)は「亥年の今年はさらにみなさんにたくさんの幸福が訪れますように」と話していた。(大崎浩義)

愛媛)愛媛FC、今季は「全進」 新体制を発表

 サッカーJ2愛媛FCは7日、松山市内で新体制を発表した。昨シーズンに続いて指揮を執る川井健太監督(37)と新加入の選手7人らが抱負を述べたほか、サポーターや県民らと全員で前に進むという思いを込めた新しいスローガン「全進」を披露した。 記者会見では冒頭に、村上忠社長が「一歩でも前に進みたい思いを全員で共有している。皆さんに惜しみない応援をしてほしい」とあいさつした。昨シーズンの愛媛FCはJ2で22チーム中18位。川井監督は「昨シーズンの主力が残ってくれた。常にJ1を意識して戦いたい。勝てるチームにして、スタイルについては選手と一緒に作っていく」などと抱負を述べた。 チームは8日から練習を開始し、11日には今シーズンの開幕戦の対戦相手が発表される。(藤井宏太)

千葉)発達障害者も気軽に空の旅を 成田で体験ツアー

 発達障害のある人たちが航空機に乗って旅行する流れを模擬体験するツアーが、成田空港であった。全日本空輸(ANA)と成田国際空港会社(NAA)の主催。東京、千葉、神奈川、埼玉、群馬の各都県から5~48歳の障害者とその家族計43人が、周りのスタッフに支えられながら「飛行機の旅」を楽しんだ。 発達障害のある人は慣れない空港や飛行機でパニックを起こすことがあり、家族は飛行機での旅行をあきらめている――。そんなことを聞いたANAの社員の発案がきっかけで「事前に体験することで気軽に飛行機旅行ができるように」と企画された。2回目で前回は対象が子どものみだったが、今回は大人にも広げて14日に開催された。 参加者たちは出発ロビーの案内カウンターで「トイレはどこですか?」などと質問。機内に持ち込んではいけない物をクイズ形式で学び、搭乗手続きや保安検査を済ませると、航空機の中へ。 実際には動かなかったが、シー…

岩手)高次脳機能障害、「見えない障害」支えるノート

 周囲に気づかれにくく、「見えない障害」と言われる高次脳機能障害の人や家族など支援者のためのサポートブック「日々ノート」が完成した。制作したいわてリハビリテーションセンター(岩手県雫石町)の職員らは「病院だけでなく、家族や職場などとの情報共有に生かしてほしい」と話す。 高次脳機能障害は交通事故や病気などで脳が傷つき、言語や記憶力、注意力などの能力に支障が出る障害。外からは見えない障害のため周囲が気づかず、本人も症状を正確に理解・説明できないことが多い。そんな当事者が社会で適応するのを支援するため、県から事業委託された同センターの職員や臨床心理士、医師らがノートをつくった。 障害の概要や判断基準に加えて、食事や金銭の管理などどのような日常生活を送っているのかチェックする項目があり、ノートを見れば当事者の現在の状況が分かるようになっている。 A5サイズ22ページ。昨年1…

石川)学生が政策発表し投票 小松大で選挙啓発セミナー

 4月の統一地方選を前に若者の投票率向上を目指そうと、公立小松大学(石川県小松市土居原町)で9日、同大の学生を対象とした選挙啓発ワークショップが開かれた。 金沢大の岡田浩教授のゼミ生が企画し、補助役の金沢大生を含めて約40人が参加した。学生たちは五つの班に分かれて「理想のまちづくり」をテーマに限られた額の予算の中で意見を出し合った。模造紙にまとめ、「子どもとお年寄り専用のシャトルバスを用意」「融雪装置の設置を」などの政策を班ごとに発表。一人ひとりが一番いいと思う政策を打ち出した班を選び、市の選挙で使われる記載台で投票用紙に記入して投票箱に投票した。 小松大1年の溝辺幹太さんは「意見をまとめる政治の難しさを知った。次の選挙は自分の意思を伝えるためしっかり考えて、投票します」と話した。 総務省によると、2015年の統一地方選では、全国の自治体の首長・議会の選挙の平均投票率はいずれも戦後最低だったという。岡田教授は「選挙で投票しても結果には反映されないことも多いが、メッセージは政治に伝わる。諦めず投票には行って欲しい」と呼びかけた。(木佐貫将司)

静岡)成人式は18歳?20歳? 自治体が対応模索

 14日は成人の日。2022年度から成人年齢が18歳に引き下げられるのを前に、焼津市は今年、「成人式」を「はたちの集い」に改称し、22年度以降も市として「20歳」を成人の節目として祝うことを表明した。県内の他の市町でも検討が始まっている。 13日、焼津文化会館と大井川文化会館で、3回に分け、初の「はたちの集い」があった。市内の新成人1495人の約8割が参加。式典の後、九つの中学校区ごとに集まり、友達や恩師との旧交を温めた。 会場で新成人に「成人式は18歳?20歳?」と質問してみた。高瀬海さんは「18歳に切り替わった時の19歳、20歳の人は祝われないのかな、と思うと混乱しそう」。村松紗里(さり)さんは「全国に散らばった友達が20歳に地元に帰ってくる理由がなくなってしまう」と「20歳」支持。高橋諒(りょう)さんは「18歳は制服で出席する人も多いだろうし、変化がない。20歳なら女子は振り袖、男子はスーツで大人になった感がある」。社会人の遠勢侑華さんは「高卒後の2年間に大人として貴重な体験を積んだ。それを通り越しての成人式に意味がある」。 焼津市が一足先に「はたちの集…

沖縄)仲田幸子さんの店、継続へ ビル取り壊し見送りへ

 閉店が決まっていた「仲田幸子芸能館」(那覇市松山)が来年以降も継続することになった。同店によると、37年の歴史に幕を閉じることを伝えた23日付本紙記事の反響を受け、入居するビルの取り壊しが見送りになったという。ビル老朽化に伴い、来年1月31日に閉店予定だった喜劇の女王の拠点。記事掲載後に同店やビル管理者の元に惜しむ声が集まったという。 仲田幸子さんと共に店の看板である孫娘のまさえさんは「大家さんが考え直してくれた。まだ続けられることにおばあちゃんも、とても喜んでいる」と話した。(沖縄タイムス)

熊本)熊本地震を機に同居 親子三代「いちばんいい形」

 熊本地震で住まいを失った熊本県益城町のふたつの家族が昨年8月、お金を出し合ってひとつの家を建てた。被災体験を経て選んだのは、3人の小さな子どもを両親、伯母、祖父母が見守る2世帯住宅。結婚して家族5人で暮らしていた娘一家と、実家の両親ら3人が「家族はいつも一緒がいい」と新たな生活を営み始めた。 厳しく冷え込んだ12月の土曜の夜、同町宮園の真新しい一軒家。1階の居間の大テーブルには、おにぎりに厚めの卵焼き、牛肉とタマネギの炒め物、おでんなど、大皿に盛った温かい料理が所狭しと並び、笑い声が響いていた。2階に住む会社員の権藤美穂さん(36)と同い年の夫で自営業の達彦さん、3人の子どもたち。そして1階に住む美穂さんの姉と両親。夕食時はいつも2世帯の8人みんなで食卓を囲む。 この日は、美穂さんの長女美樹ちゃん(5)と次女美紗ちゃん(3)の保育園のお遊戯会だった。その様子を撮影した動画をテレビで見ながら、美穂さんの父坂本強さん(67)と母貴美代さん(63)が「上手に踊れるようになったね」「美紗が一番大胆に動いとるもんね」と目を細めた。3世代のだんらんは笑いが絶えない。「今思えば地震がきっかけで少しずつ、一つになっていったのかな」と美穂さんは言う。 2016年4月16日未明。再…

新潟)火柱まっすぐ20メートル 伝統行事「バイトウ」

 長岡、柏崎両市境に近い大白倉集落(11世帯30人)では14日夜、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う「バイトウ」があった。住民や集落出身者らが、集落中心部の空き地にケヤキとわらで高さ約10メートル、直径約7メートルの竪穴式住居のようなバイトウを3日がかり、延べ60人あまりでつくった。 夕方からは屋内の囲炉裏を囲んで座り、豚汁や竹筒に入った酒、甘酒などを振る舞い、訪れた200人近くと交流を深めた。バイトウの完成から4時間余りたった午後9時前に点火されると、高さ20メートルを超える火柱がまっすぐに上がり、まもなく燃え落ちた。火柱で占う吉凶では「豊作の年になる」とされた。 区長で実行委員長の中村庄平さん(66)によると、かつて集落は70世帯近くあり、4基のバイトウが催されたこともあった。起源は不明だが「修験道の流れをくむ」との言い伝えがある。

広島)道路も線路も走る車で活性化を 府中商議所が提言

 広島県府中市の府中商工会議所(北川祐治会頭)は、中心市街地を活性化させる地域公共交通として、線路も道路も走行可能なDMV(デュアル・モード・ビークル)の導入案などをまとめ、市に提言した。市が策定中の交通計画への織り込みや官民連携での取り組みを求めている。 同商議所は、中心市街地のにぎわいにはJR府中駅を中心とした交通網の整備や利用促進が必要として、昨夏に研究会を設置した。検討を重ねた結果、DMVの導入が柱の一つとして持ち上がった。 DMVは、道路ではタイヤで走り、線路では鉄道用の車輪を出して走行するバス型の車両のこと。列車より低コストで、乗り継ぎなしで道路と線路の両方を走ることができる利便性がある。現在、市内を縦断する福塩線は、府中駅から北側は運行本数が上下線とも1日6本ずつと少ないため、列車のない昼間帯の運行を実現したい考えだ。 DMVをめぐっては、JR北海…