多摩地区の「100歳企業」は13社

 ◆帝国データバンク調査 東京・多摩地区で2019年に創業100周年を迎える企業が13社あることが、帝国データバンク東京西支店の「周年企業」の調査でわかった。最も古いのは150周年で1社、最も多いのは30周年の654社だった。 帝国データバンクは毎年、独自の企業データベースをもとに、創業から10周年、20周年といった節目の年を迎える企業、個人事業主、団体の数を集計して「周年企業」として発表している。東京西支店が担当する多摩地区の状況をまとめた。 それによると、100周年は八王子市が5社で最も多く、立川市が2社、日野、町田、青梅、調布、あきる野、東村山の各市がそれぞれ1社だった。 100年前の1919(大正8)年は、第1次世界大戦を終わらせるベルサイユ条約が結ばれ、日本の植民地だった朝鮮半島で独立を訴える三・一運動、中国では反日運動である五・四運動が起こった。 150周年の青梅市の釜屋は1869(明治2)年の創業で、今も釜やかまどを手がける。30周年の654社は10年刻みの社数として最多。30年前はバブル経済のピーク時で、平成時代に入って人々の気分が改まったことが一因と、東京西支店は見ている。 10周年の企業の中で建設業は29%、30周年37%、50周年36%と高い比率を維持。製造業は6%→9%→18%と上昇し、逆にサービス業は26%→25%→16%と低下する。東京西支店は、製造業は多額の設備投資が必要で参入しにくいが、軌道に乗れば事業を続けやすく、少ない設備投資で始められるサービス業は淘汰(とう・た)が進みやすいとしている。 その他の「周年企業」は、玉川学園(町田市)が90周年、よみうりランド(稲城市)が70周年、京王ストア(多摩市)が60周年などだった。 (佐藤純)

島根)浜田・普源田砦跡、厳重な防御施設の跡など発見

 県埋蔵文化財調査センターは16日、浜田市三隅町岡見にある戦国時代の山城跡「普源田砦跡(ふげんだとりであと)」の発掘調査の結果を発表した。厳重な防御施設の跡や、計画的な建物の配置などが確認され、担当者は「簡素な造りだと思われていた石見地域の山城の認識を改める発見」と話す。19日に現地説明会がある。 砦は、建造当時に現在の浜田市西部を支配していた豪族の三隅氏側の山城とされ、益田市を支配した益田氏などの脅威に備えた拠点とみられる。 今回は、山の尾根の長さ100メートル、幅約40メートルの範囲で建物の柱の跡約400個や、城を守るための空堀「竪堀」12カ所などを確認。柱同士の間隔や建物の向きが統一されていることや、広範囲に竪堀が設置されていることから、これまでの想定よりも計画的な建物の配置や厳重な防御構造があったことがうかがえるという。 また、新たに陶磁器や茶臼、硯…

野党、候補選び窮地 

 4月の知事選で、立憲民主党道連などの4者は10日、「最強の候補」として立候補を要請していた逢坂誠二衆院議員(59)の擁立を断念した。逢坂氏から不出馬の意向が伝えられ、立憲側が受け入れた。知事選まで3カ月を切るなか、野党の候補者選びは窮地に陥っている。 「天変地異でも起きない限り、国政に専念するという気持ちは変わらない」…

滋賀)市長出席の庁内協議、資料なく 求められるルール

 大津市が進める市民センターの支所機能の統廃合問題について、越直美市長が出席した複数回の庁内協議の議事録やメモを、市が残していないことが25日、明らかになった。市には議事録の保存に関する規定がなく違法性はないが、専門家からはこうした公文書管理のルール化を求める声が上がっている。 共産党市議団が7月26日に、越市長が出席した市民センターに関わる庁内協議の議事録などについて、市に情報公開請求した。 市は8月30日に、2014年の2回の協議の議事録と、発言者がわかるメモを黒塗り付きで開示(のちに全面公開)。しかし、ほかに開示した議事録は15年5月の4ページのみで、17年の5月、8月、10月の協議については発言者不明のメモだけが開示されたという。 越市長は16年3月の市議会で…

徳島)作品に潜む数学を探せ 県立近代美術館

 美術作品の造形に幾何の美しさを探す催しが14日、徳島県立近代美術館(徳島市八万町向寺山)であった。参加者たちは、古くから美しい形とされてきた白銀長方形(縦横の比が1:√2)などが描かれた透明シートを手に展示中の作品を鑑賞した。 数学教育が専門の金児(かねこ)正史・鳴門教育大院教授らが主催し、同院生が解説した。金児教授は「美しいと思うものに数学的解釈ができることを知ってほしい」と企画の意図を話す。 参加した子どもたちが「怖いけどかわいい」と話した画家奈良美智(よしとも)のアクリル画は、大きく描かれた子どもの顔を正方形と見ればスカートまでが白銀長方形、つま先までが黄金長方形(同1:1・62)に納まる。院生によると、奈良はこれらの比を念頭に置かなかったが、美しさを求めた結果たどり着いたという。 彫刻家宮本光庸(こうよう)の…

和歌山)「大逆事件」犠牲者を追悼 顕彰する会が墓参り

 社会主義者らが不当に弾圧された1910~11年の「大逆事件」で和歌山県新宮市の医師大石誠之助が刑死した1月24日を前に、「『大逆事件』の犠牲者を顕彰する会」の会員26人が20日、新宮市や田辺市本宮町、三重県御浜町にある事件犠牲者の墓に参り、追悼した。 「大逆事件」のために新宮市とその周辺では2人が死刑、4人が無期懲役となった。一行はまず、ただ一人戦後まで生きた崎久保誓一の墓(御浜町)を訪れ、その後に大石、高木顕明、峯尾節堂の3人が眠る南谷墓地(新宮市)へ。ここでは石川啄木とともに事件に向き合った和貝彦太郎(夕潮)の墓参もした。 さらに峯尾が住職を務めた真如寺(新宮市熊野川町)を訪ねた後、成石勘三郎、平四郎兄弟の墓(田辺市本宮町)に参った。 顕彰する会の二河通夫会長(88)は「昨年は大石が新宮市の名誉市民になり、盛大なサミットも開催できた。これから新宮が人権を最優先とする街に進化してくれれば」と話した。(東孝司)

長崎)選手ら再昇格を祈願 V・ファーレン

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎の選手やスタッフが11日、長崎市の諏訪神社で今季のJ1再昇格を祈願した。チームは12日、沖縄県で練習を開始。リーグ戦の開幕は2月24日、ホームで横浜FCと対戦する。 選手29人や手倉森誠・新監督(51)、高田明社長(70)ら約100人が参加。一人ひとりが「けがをしない」「成長」などの願いを書いた絵馬をかけ、拝殿で必勝を祈った。祈願を終えた手倉森監督は「勝たなきゃいけねぇなという気持ち。長崎を活気づかせるためにやってるんだと示さなければいけない」と語った。 11日までに、昨季のリーグ戦で11得点の鈴木武蔵選手(24)、同7得点の中村慶太選手(25)らがJ1クラブへ移籍した一方、J1クラブから角田誠選手(35)や元日本代表の玉田圭司選手(38)らが加入した。 手倉森監督は「ベテランによっ…

山口)中3 ビッグウェーブに乗れ 岡田さんプロに

 2020年東京五輪の正式種目になり注目が高まるサーフィン。山口県長門市の中学3年生岡田小夢希(こむぎ)さん(15)が昨年12月、日本プロサーフィン連盟のプロサーファーとして認定された。世界のトッププロと対戦したいという目標を胸に、日本海で日々練習に励んでいる。 プロ認定を受けたのは、長さ2メートルほどのショートボードを使い、技の難易度や見栄えで得点を競う競技。日本プロサーフィン連盟によると、中学生でプロになるのは全国的にも珍しいという。 小夢希さんは小学校1年生の時、母繭美さん(41)、姉の高校2年生吹羽子(ふうこ)さん(17)=千葉県在住=の影響で、腹ばいになってボードに乗るボディーボードを始めた。1年後の小学2年生の時に、「ボードに立つ方が怖くない」とショートボードに転向した。 練習場所は、自宅に近い長門市…

栃木)三浦雄一郎さんに餅送り交流 鹿沼市の菅沼さん

 南米大陸最高峰の登頂とスキー滑降を目指していたプロスキーヤーの三浦雄一郎さん(86)が、ドクターストップで登頂を断念した。同い年の活躍に元気をもらった栃木県鹿沼市の菅沼一誠さん(86)は「残念だけど、挑戦しようと思うだけですごいこと」とその勇気をたたえる。昨年末、餅をついて三浦さんの事務所に送ったところ、旅立つ直前の三浦さん本人からお礼の電話があった。菅沼さんは帰国祝いにまたお餅を送りたいと話している。 同市笹原田で農業を営む菅沼さんは、以前から年齢が同じ三浦さんの活躍に注目していた。昨秋の朝日新聞で「86歳三浦雄一郎さん、南米最高峰に挑戦へ」という記事を読み、標高6961メートルのアコンカグアを目指していることを知った。「自分に応援できることは何かないか」と考えて、得意にしている餅つきで応援しようと思いついた。 家に伝わる石臼で丁寧につく餅は、均一で滑らかな仕上がりが自慢だ。「餅つきなら若い者に負けない」という思いで、年末に妻のイネさん(82)ともち米2升5合分の餅をつき、自分で育てたお米も一緒に三浦さんの事務所へ送った。すぐに礼状が届き、卓上カレンダーやロゴ入りの帽子などが添えられていた。 同封されていたアコンカグアへ…