山口)ベイOP戦、雨で中止 下関のファン「公式戦を」

 山口県下関市で10日に予定されていたプロ野球横浜DeNAベイスターズ対広島東洋カープのオープン戦は、雨のため中止となった。ベイスターズの前身、大洋ホエールズが下関市で創設されて70周年を迎えるのを記念する催しだっただけに、集まったファンはため息をつきながら「来年は下関で公式戦を」と期待した。 試合中止は10日午前9時半に発表された。アナウンスが流れると、試合会場のオーヴィジョンスタジアム下関前に集まっていたファンから「あー」という声が漏れた。 中学硬式野球チーム「下関ホエールズ球団」の一塁手で中学2年の菅(すが)健斗(たけと)君(14)は「一流選手のプレーを見たかったのに残念です」。前田晋太郎市長は「鯨の街・下関で大洋ホエールズが生まれたことを多くの市民に知ってもらえた。来年は公式戦誘致を実現したい」と話した。 報道陣の取材に応じたラミレス…

栃木)静寂の中、息のむ熱戦 百人一首大会に842人

 「第24回うつのみや百人一首市民大会」が28日、宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮であった。小学生から大人まで842人が出場し、3回連続で過去最多となった。 会場には690枚の畳がびっしりと敷き詰められた。静寂の中、読み手の朗々とした声に続き、畳を打つ音が館内のあちこちで響く。観客は2階から見下ろし、熱戦に息をのんだ。 宇都宮と歴史的な縁が深い百人一首に親しもうと、市教育委員会などによる実行委員会が1995年から毎年開いている。百人一首の誕生は、鎌倉時代に宇都宮城主だった宇都宮頼綱(よりつな)が出家後、京都の山荘のふすまに飾る和歌の選定を、歌人の藤原定家に頼んだのがきっかけという。 市内の小中学校では2012年から年1、2回、授業で百人一首に触れる機会をつくるなど、普及に力を入れている。(池田拓哉)

京都)「人体」わかる124点展示 国会図書館関西館

 国立国会図書館関西館(京都府精華町)で19日まで、「人体ワンダーランド~からだをめぐる冒険いまむかし」展が開かれている。人体のしくみや、骨・筋肉など5テーマに分けて、関西館が所蔵する計124点の書籍や雑誌を展示している。 京都大の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞したのを機に、人体の研究の歴史を書物でたどろうと企画された。 「しくみ」コーナーでまず目に入るのが「家庭医学全書」(1935年、家庭医学全書刊行会編)。医学や衛生の知識を広める目的で発行され、全身の筋肉のイラストと名称、機能を示したページもある。 「骨・筋肉」コーナーでは、小…

北上の湿地に春の便り咲く

 春を告げるザゼンソウが、北上市和賀町藤根の群生地「ざぜん草の里」で咲き始めた。ハンノキ林に囲まれた湿地の中で、黒紫色の苞(ほう)に包まれた花があちこちに顔をのぞかせている。 開花するときに自ら発熱して雪を溶かす。座禅を組む僧侶に似た姿からその名がついたとされる。毎年春の訪れを楽しみに来ていると…

札幌駅近く、高級マンション

 札幌市中央区(北5条西8丁目)に賃貸マンション「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」が完成し、4日、報道向けの内覧会があった。札幌駅に近い立地と眺望の良さが売りで、最上階の30階は150平方メートルで家賃は85万円。フロントにはコンシェルジュが常駐するなどのサービスもある高級賃貸マンションという…

福井)観光船シーズン到来、おおい町でセレモニー

 小浜湾周辺を巡る観光船「青戸クルージング」のシーズンが始まったのをPRするセレモニーが11日、福井県おおい町成海の大型リゾート施設「うみんぴあ大飯」のターミナルであった。この日の運航はあいにくの強風で中止された。 観光船は冬季の12月1日から2月末まで運休し、3月に再開。毎日午前9時と11時、午後1時、3時の4回出航し、周辺を約50分かけて巡る。料金は大人1400円、小学生700円。道の駅うみんぴあ大飯など町内の観光施設を利用すると半額に。 11日は地元の佐分利保育園の園児13人らがテープカットとくす玉割りをした。 問い合わせは、うみんぴあ大飯観光船ターミナル(0770・59・1500)へ。(菱山出)

愛媛)カピバラが温泉でゆったり とべ動物園

 愛媛県砥部町の県立とべ動物園で9日、温泉施設から取り寄せた湯を使ったカピバラの「温泉体験」があった。カピバラ7頭がいる飼育エリア内にある岩風呂では、普段は温めた水道水を使っているが、温泉を使うのは今回が初めてという。 協力したのは、松山市のJR松山駅近くにある温泉施設「伊予の湯治場 喜助の湯」。施設でも使っている地下約1700メートルの源泉からくみ上げた約1トンの湯を、トラックでとべ動物園まで運んだ。岩風呂にたまった44度程度のお湯に、メスの「ミマ」が気持ちよさそうにつかっていた。(大川洋輔)

熊本)金栗杯玉名ハーフマラソン 425人が力走

 日本人初の五輪マラソン選手、金栗四三(1891~1983)を顕彰する金栗杯玉名ハーフマラソン大会(九州陸上競技協会、熊本県玉名市など主催、朝日新聞社、KAB熊本朝日放送など後援)が3日、玉名市役所前発着のコースであり、ときおり小雨が降る中、男女425人が力走した。 今年は70回目となる節目の大会。マラソン選手として東京、メキシコ、ミュンヘンと3大会連続して五輪に出場し、メキシコ大会で銀メダリストとなった君原健二さん(77)がスターターを務めた。 78人が出場したハーフマラソンの部は、前回優勝者で招待選手のパトリック・ムワカ選手(愛知・愛三工業)と一般参加の井上大仁選手(長崎・MHPS)の一騎打ちとなり、後半でムワカ選手を突き放した井上選手が初優勝した。 井上選手は「玉名は金栗さんのゆかりの地と知っている。節目の大会で優勝できたのはいい流れ。金栗さんが主人公の大河ドラマは見ていないが、『いだてん』は速くて強く、人間的にもすごい人というイメージ」と話した。 280人が出場した男子10キロの部はキモソップ・ビクター選手(福岡・福岡第一高)、67人出場の女子10キロの部は大同美空選手(大阪・岩谷産業)がそれぞれ優勝した。 各部門の優勝者に金栗杯、1~3位には朝日新聞社賞の賞状とメダルが贈られた。(尾立史仁) 各部門の入賞者と記録は次の通…

八戸市のさかなは「イカ」 2位の「サバ」に大差

 青森県八戸市は、「市民のさかな」を「イカ」に決定した。市制施行90周年を記念し、市民投票の結果をもとに選んだ。5月1日に正式に制定する。 「はちのへ水産振興会議」実行委員会が、八戸港に水揚げされるものから選んだサバ、カニ、ホッキガイなど14種類の中から募った。応募期間は昨年11月の1カ月間で、有効票数は7887票だった。「イカ」は3427票で、2位の「サバ」(1858票)に大差をつけて堂々の1位となった。 投票時は「市民の魚」と銘打っていたが、魚類でないイカ、ホッキガイなども投票の対象だったこともあり、決定時には「市民のさかな」にしたという。 近年不漁が続くイカだが、小林眞市長は「八戸港は、イカの水揚げ日本一が続いた街。そして、市民にとって幼いころから親しんできた味でもある」と話した。(横山蔵利)

長野)ライチョウの一般公開始まる 大町山岳博物館

 長野県大町市の大町山岳博物館で15日、国の特別天然記念物ライチョウの一般公開が始まった。午前11時の公開開始から見学者が、ライチョウ舎のある付属園を次々と訪れ、真っ白な冬羽に包まれたかわいらしい姿に見入っていた。 公開されたのは、2017年に同館で人工孵化(ふか)したメスの1羽。ガラス越しに見学者がいても慌てないよう、広さ約11平方メートルの飼育室で先月から公開に向けた「訓練」をしてきた。 ライチョウを見るために滋賀県から来たという30代の女性は「ライチョウさんに初めて会えた。それだけでうれしい」と感激した様子。ほかの見学者も「かわいい顔をしているね」などと言いながら、カメラやスマホで撮影していた。 今回の一般公開は、絶滅の恐れ…