新天皇即位の日 美濃和紙で婚姻記念証

◆届け出時間限定 美濃市が窓口 新天皇即位(5月1日)に合わせ、日本有数の和紙の産地として知られる美濃市は、婚姻届の特設窓口を設ける。提出した人には、特製の「美濃和紙婚姻記念証」を発行する。 5月1日の午前9時~正午の3時間限定で市民生活課に窓口を設ける。大型連休中だが、市は「改元初日で日柄も…

島根)伝統的手法の木おけづくり公開 奥出雲

 奥出雲町三成の森田醬油(しょうゆ)店で28日、円形に組んだ木板を竹のたがで縛る伝統的な手法を使った木おけづくりが公開された。4日間かけて作業が続いていた20石(約3600リットル)と30石(約5400リットル)の二つの木おけが完成する様子を、多くの見物客が見守った。 作業したのは、これまで埼玉や兵庫など全国で醬油や酒の醸造に使う大きな木おけを製作してきた職人集団「結い物で繫(つな)ぐ会」。同会によると、大きな木おけは、戦前によく作られたが、現在国内で製造している会社は1社のみという。すしおけなどを作る職人の原田啓司さん(34)ら4人が「大きな木おけを作る技術を学び、残していこう」と昨年11月に結成した。 出来上がった木おけは20石が高さ198センチ、直径180センチ、30石は同じ高さで直径220センチ。製作中の木おけは伏せた状態で竹製のたがをハンマーでたたいてはめていき、完成した木おけをフォークリフトでひっくり返すと、見物客から拍手が起きた。 森田醬油店では、金属製のタンクだけでなく、半分は木おけで醬油づくりを続けている。森田郁史社長(59)は「木おけを使って醸造すると、木板の表面から水分が蒸発し、うまみ成分が濃くなる。今回の木おけづくりが技術を継承する機会になればうれしい」と話した。(市野塊)

徳島)鳴門の隠れ家ホテル、客室をリニューアル

 徳島県鳴門市瀬戸町の島田島にあるホテルリッジ(088・688・1212)が客室をリニューアルした。15日に営業を再開する。 本格的な改装は2006年のオープン以来初めて。1月中旬から休館して工事を進めてきた。鳴門海峡を一望できる全10客室に、新たにウッドデッキを設けた。一部の客室には浴室と洗面所、トイレを隔てるパーティションも設けた。担当者は「2020年に東京五輪・パラリンピックなどを控え、外国人観光客を増やしたい」と話す。宿泊料は1泊2食付き、2人1室で1人当たり5万円から。 ホテルは大塚グループが整備した「鳴門パークヒルズ」の一角。敷地内には、宿泊者向けの食事処(どころ)や、天然温泉のスパ、宿泊者以外も利用できるレストランなどがある。(福家司)

島根)全国出場を市長に報告

 小学生による「第50回全国ミニバスケットボール大会」(日本バスケットボール協会、朝日新聞社主催)へ出場する、出雲市の男子チーム「塩冶オールスターズ」の選手たちが14日、市役所に長岡秀人市長を訪ね、試合への意気込みを語った。 チームはスピードある攻撃と高い守備力を生かして県大会で優勝し、2年続けて全国への切符をつかんだ。桐原友哉主将(6年)は「島根のチームはすごいと言われるプレーをしたい」と決意を披露。他の選手も「絶対に走り負けない」「大きな声で仲間を応援したい」と話した。 長岡市長も「チームの特色を生かし、全勝めざしてがんばって」とエールを送った。 同大会は、群馬県高崎市で28…

広島)234人が海原へ 海自幹部候補生学校で卒業式

 広島県江田島市の海上自衛隊幹部候補生学校で16日、一般幹部候補生と飛行幹部候補生の卒業式があり、計234人が学舎(まなびや)を離れた。一般幹部は式の後、江田島湾で待つ艦艇3隻に移り、遠洋航海に先立つ日本周辺の練習航海に出発。飛行幹部は別の1隻で東南アジアへ向かった。 同校の卒業生は年間550人ほど。そのうち防衛大と一般大から進んだ一般幹部190人は指揮官や幕僚、飛行幹部の44人は航空機の操縦などの役を担い、部隊運用の先頭に立つ。 南孝宜(たかのぶ)学校長は式辞で、候補生たちが昨年の西日本豪雨で災害派遣に赴いたことを挙げ、「国民への奉仕こそが我々の任務の本質と理解し、自らの職務にやりがいを感じたはずだ」と指摘。精神、肉体とも厳しい教育を乗り越えたことに自信と誇りを持ち、自分なりのリーダー像を確立してほしいと要望した。(佐々木康之)

震災8年)再開の学習塾、念願の「実家」

 東日本大震災から8年。道内への避難者は1500人を超える。11日は、各地で津波を想定した訓練や学習会、被災者支援を考える催しが開かれた。 東京電力福島第一原発事故をきっかけに、福島市の学習塾をたたみ、北海道に避難してきた男性がいる。最初避難していた函館市から道央の赤平市に移って家を建て、昨春、本格的に学習塾を再開した。「前の生活に一歩でも近づきたい」。そんな思いを胸に、この8年間、歩みを進めてきた。     ◇ 赤平市の山々に囲まれた小さな新興住宅地に「Straight A’s(ストレート エーズ)」の看板が掛かった建物がある。自主避難してきた鈴木明広さん(59)が自宅で開いている学習塾だ。 震災直後、3日間電気が通じない中、ラジオで原発事故を知った。当時高校2年と中学2年の息子の身を守ろうと、新潟や山形への短期避難を繰り返し、長男の転校先として全寮制の学校がある函館市を選んだ。 2011年5月に長男が移り、9月に鈴木さんと次男が函館の市営住宅に引っ越した。高校教師の妻は13年まで福島に残った。 生活再建はなかなか見通しが立たなかった。16年度末には、避難者への住宅無償提供が打ち切られることに。延長の要望を続ける中、「家族が集まれる『実家』を作りたい」と思うようになった。環境が良く、塾が再開出来そうな場所を探す中で赤平市を選び、16年12月、福島の家を売却した資金と市の移住補助で約25坪の家を建てた。その年は、家族4人が集まって年越しをした。震災後初の「実家」でのだんらん。何げない会話がいとおしく感じた。 学習塾では最初、近所の小学生1人を指導。本格再開した18年春以降に入った中3の4人を、この春、送り出す。「今後は、少人数で細々とやっていけたら。私の持っている能力で、北海道に恩返しがしたい」 この間、長男は大阪のIT企業に就職。次男は農業を志し足寄町の食品会社の直営農場で働く。道南の高校に勤める妻と同居の見通しは立たず、今は赤平で一人暮らし。だが、「私は、ここまで築けただけでも幸せな方なのかもしれない」。経済的に苦しい状況で家族と離れ「二重生活」を続ける人、夫婦で考え方が違い離婚する人、住宅無償提供の打ち切りで福島に帰る人など様々な避難者を見てきた。自身、福島の親戚や友人からの音信は途絶えたままだ。事故が生み出した様々な「分断」を忘れてはいけないと思う。 一方で、函館にいる時、大間原発の建設差し止め訴訟に関わり、避難した子どもたちの健康診断などを支援する基金も立ち上げた。「好きでふるさとを捨てる者はいない。いまだ渦の中という感じですが、原発事故の責任の所在もあいまいなこの国で、自分の頭で考えて行動することは大切だと信じています」 (中沢滋人) 道は、東日本大震災と福島第一原発事故の避難者の一部に支給してきた家賃補助を3月末で終了する。福島県が2016年度末で自主避難者への住宅の無償提供を打ち切ったことを受け、道が「激変緩和策」として17年度から独自に補助を続けてきた。福島県も今年度で同様の補助を取りやめることから、道も足並みをそろえた。 道内への避難者数は2月7日現在1534人。家賃補助を受け取るには所得制限があり、現在の受給者は67世帯。無償提供を打ち切った福島県が17年度から最大で月2万~3万円を補助。道はそれに上乗せする形で17年度は最大で月1万5千円、18年度は同1万円を支給してきた。 自主避難者への住宅無償提供打ち切りをめぐっては、帰還を促したい福島県や国に対し、避難する権利が奪われるとして多くの反発が出た。一方、福島に住み続け支援を受けていない被災者との「分断」がもたらされた。そんななか、北海道や新潟県といった避難者を多く受け入れる自治体は独自の家賃補助を打ち出し避難者を支えてきた。 道によると、受給世帯には今年1月に終了を通知した。道は今後も避難者に情報誌の配布や電話相談を続ける方針だ。 (伊沢健司) 道内で唯一の津波犠牲者が出た函館市で11日、避難訓練があり、朝市の従業員やJR函館駅の職員らが参加した。 大津波警報発令の想定で訓練が始まると、参加者は仕事を中断して近くのホテルへ足早に避難した。外国人観光客にも避難を促すため韓国語や中国語でアナウンスを流し、函館西署員も英語で呼びかけた。 浸水被害で店が全壊した鮮魚店主(67)は「車がおもちゃのように流された。津波の威力を目の当たりにして恐ろしかった」と話す。 市地域交流まちづくりセンターでは、地震発生時刻の午後2時46分に黙祷(もくとう)を捧げた。 (阿部浩明) 約400年前の津波の痕跡を探して大地震や津波に備える「巨大津波のあとを探そう」が、伊達市で開かれた。有珠小の児童12人が近くの空き地で津波の跡の地層を掘り出し、かつての津波を実感するとともに高台への避難が必要と学んだ。 道博物館と市噴火湾文化研究所が催した。1640年に駒ケ岳の噴火で山頂部が海に崩落して大津波が発生。有珠地区では津波が標高8メートルまで押し寄せたという。 海辺から約200メートル離れた空き地で、検土杖(けんどじょう)という地層を調べる道具で土を掘り出した。地下約1メートルに津波の跡があり、児童は触って「海の砂だ」。同小5年板垣美那さん(11)は「ここでも津波があったことが実感できました。今日、学んだことを生かしたい」と話した。 (三上修) 札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)では、東日本大震災の被災者支援を続けている道内の大学生ら6人が、自らの経験や思いを語り合った。 札幌に避難する子どもたちと遊び、居場所づくりをする学生団体「みちのくkids」代表で北星学園大3年の佐藤遥さん(21)らが登壇した。避難者の中には北海道に根を下ろそうと懸命に働くが、経済的に苦しむ人もいる。子どもたちと一緒に遊んだりお泊まり会を開いたりすることが親たちの負担を減らすことにもなると、佐藤さんたちは感じている。 佐藤さんは、これからの活動についても語った。「地震が起きたとき、防災マップや家庭での備えが大切な人を守ることにつながる。そういう身近な感覚を同年代に伝えていきたい」 (伊沢健司)

静岡)小学生が理容師体験、思い思いの髪形に

 理容師の仕事を体験する教室が25日、静岡市清水区辻1丁目の職業体験施設「静岡市こどもクリエイティブタウンま・あ・る」であり、春休み中の小学4、5年生13人が参加した。 理容師の仕事に興味を持ってもらおうと、静岡県理容組合中部会青年部が企画。参加者はプロ仕様のハサミやマネキンを使い、理容師に教わりながら、真剣な表情でヘアカットや顔そりを体験した。はじめは、ハサミの使い方に戸惑っていたが、慣れてくると笑顔も増え、1時間ほどかけて、思い思いのヘアスタイルを完成させた。 同区の佐々木ひとみさん(11)は「長さをそろえたり左右のバランスを取ったりするのが難しかったけれど、達成感があった。将来は理容師になるのもいいなと思った」。青年部の加藤慎也代表(39)は「子供たちに体験を通じて難しさや楽しさを知ってもらい、理容師に興味を持ってもらえたら」と話した。(佐々木凌)

熊本)タオルにイヌ、遺骨… 県警への落とし物21万点

 昨年1年間に熊本県警に届けられた落とし物は21万5821点――。過去最多だった一昨年を約1600点下回ったが、それでも2009年の約12万点のおよそ1・8倍と増加傾向が続く。種類も、傘からイヌやネコ、遺骨まで多岐に及んでいる。 昨年最も多かった落とし物はタオルやハンカチ、トイレットペーパーなどの生活用品で、約2万1200点だった。トイレットペーパーは、ドラッグストアなどで他の商品を袋詰めしているうちに持ち帰るのを忘れるケースがあるという。 次に多いのは傘で、約1万2100点。交通系ICカードなどのプリペイドカード類が約9700点で続いた。イヌやネコ、ヤギ、豚といった動物も131匹届けられた。刀や車いす、遺骨などもあった。遺骨は、墓を新しくする際に、別人の骨つぼが埋葬されているのが見つかり、届けられたという。 持ち主の元に戻った落とし物は…

宮崎)都城歴史資料館で「刀to鏡」展

 宮崎県都城市都島町の都城歴史資料館で企画展「刀to(と)鏡~inisienobi(いにしえのび)~」展が開かれている。鎌倉中期~明治初期の日本刀や刀に関する文書、江戸時代の青銅鏡など計約40点が展示されている。 市教委によると、同展の目玉は鎌倉中期の太刀(たち)。県内の個人蔵で、無銘だが、名刀工、二字国俊の作と鑑定され、公益財団法人日本美術刀剣保存協会によって「重要刀剣」に選ばれている。同協会刀剣等指導員の遠矢昭夫さん(80)は「京都で作られた刀。曲線が美しく、地鉄(じがね)も刃文(はもん)も素晴らしい。ぜひ実際に見てほしい」と話す。 また、現在の綾町出身の名刀工、田中国広が1603(慶長8)年ごろに京都で作ったとされる銘入りの刀や、都城市の早水神社に伝わった太刀と刀なども展示されている。 さらに、都城島津家の家臣、古…

秋田)県議選51人立候補 無投票は過去最多8選挙区

 統一地方選の前半戦となる県議選(定数43)が29日告示され、9日間の選挙戦がスタートした。14選挙区に立候補したのは計51人。総数は前回2015年より5人少なく、過去最少となった。内訳は現職38人、新顔13人。女性は7人で、前回より1人減った。また、過去最多の8選挙区が無投票となり、計17人が当選を決めた。投票は4月7日に行われ、即日開票される。 届け出を済ませた候補者たちは、支持者らを前に第一声を上げた。急速に進む人口減少や高齢化への対策、地域の活性策などの訴えが目立った。 現職候補の一人は、選挙事務所前で支持者約80人に第一声を発した。「県政最大の課題」と位置づける人口減少対策に多くの時間を割き、幼児教育の無償化など「子どもを産み、育てやすい環境づくりに全力をつくす」と訴えた。また、大学新卒者らの離職率の高さを挙げ、「国や県などが連携して支援態勢をつくる」と強調した。 県北部の無所属の現職候補も、地元の市の人口が年間約800人減っている現状を挙げ、「人口減少の解決が大きな課題だ」と訴えた。集まった支持者ら約100人に「安心して暮らせる地域にするために、福祉や医療での自己負担を少なくする」と社会保障の充実を唱え、「みなさんの気持ちをくみ取り、政策に生かす」と力説した。 県央部の無所属の新顔候補は、人口の社会減を抑えるためのインフラ整備とコミュニティーづくりの必要性を強調した。今回の選挙を「地方自治の戦い」と位置づけ、「小さい頃から愛郷心を育て、職場をつくる。経営者は社員を大事にし、社員は後輩を育て、シニアの人の健康を増進する。県と地域が一緒になって地域をつくることが一番大事だ」と語りかけた。 秋田市への陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画をめぐっては、複数の野党公認候補が反対の考えを表明した。 ある現職候補はイージス・アショアに反対する横断幕を掲げ、「県民の多くはイージス・アショアに反対している。皆さんの願いをまっすぐ議会に届ける候補者を選んでください」と支持を求めた。 別の現職候補は、配備計画に反対の意思を示す決議などを求めた請願が県議会で継続審査になったことに触れ、「県民の方を向いていない」と与党などの対応を批判。「働く人たちを支え、子どもや高齢者が安心して暮らせる秋田にしていきたい」と呼びかけた。