オメガのステンレススティール製トゥールビヨンのプロトタイプが1,428,500CHFで落札

オメガのステンレススティール製トゥールビヨンのプロトタイプが1,428,500CHFで落札
オークションハウスのフィリップスによるジュネーブ ウォッチ オークションにて、歴史的に重要かつ珍しいオメガのステンレススティール製トゥールビヨンのプロトタイプが1,428,500スイスフランで落札されました。この時計の落札には約19分という長い競争が繰り広げられ、この時間は過去のオメガ ウォッチのオークションでは最長時間となりました。

今回落札された時計は抜群のコンディションを保っており、魅力的な外見だけでなく、時計史において重要なモデルでもあります。ギヨーム テンプのトゥールビヨン エスケープメントが特徴であり、こういった複雑構造の腕時計の草分け的な存在です。オメガにとっては1940年代後半に製作された最初のプロトタイプ トゥールビヨンでしたが、市場に出ることはありませんでした。

37.5mmのステンレススティールケースにはオメガ マニュアル キャリバー30 I搭載されており、ダイアルとバックルにはオメガのロゴが印されています。落札者は時計のほかに、この時計の製造年が1947年であることと、この時代に製造されたオメガのケース付きトゥールビヨン30 Iとしては唯一現存するものであるというオメガの証明書も手に入れました。

omega 1947年、オメガはジュネーブ天文台、ヌーシャテル天文台、キュー・テディントン天文台での精度コンクールの腕時計部門に参加するため、直径わずか30mmのキャリバーであるトゥールビヨン30 Iを12個製造しました。1947年から1952年にかけて、それら12個のキャリバーは複数の精度コンクールに参加し、1950年ジュネーブ天文台コンクールの腕時計部門において、当時としては最高の記録を打ちたてました。

今回落札されたオメガの時計は何十年もの間、発見されることがありませんでした。1947年にトゥールビヨンとして製造されたものですが、前述の12個の内の1個ではありません。そういった理由から、時計製造の歴史、そしてオメガにとってこの時計は非常に価値があるものです。

現在オメガは世界で唯一のコーアクシャル エスケープメントによるオートマティック センター トゥールビヨンを生産しています。これは数少ない時計職人によって、スイスはビエンヌにあるオメガのトゥールビヨン工房で、全て絶妙な手作業で製造されています。