栃木)高校野球関東大会、佐野日大が1回戦突破

 第71回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催)は21日、甲府市の山日YBS球場で1回戦3試合が行われた。県大会優勝の佐野日大は東農大三(埼玉2位)に5―2で逆転勝ちした。佐野日大は23日の準々決勝で桐蔭学園(神奈川2位)と対戦する。 佐野日大が2014年以来の選抜大会出場に一歩近づいた。九回の逆転劇を生んだのは、それまで打撃不振に悩んでいた佐藤浩之選手(1年)だった。 1点を追う九回表1死二、三塁。「弱気ではダメ」。佐藤選手はそう自分に言い聞かせて、真ん中高めの直球を思いっきりたたき返して逆転に導いた。松本翔大選手(2年)の適時二塁打で生還した時は、はち切れんばかりの笑顔でベンチに戻っていった。 佐藤選手は県大会では1番を任されていた。しかし準決勝、決勝で無安打と、打撃不振に陥った。そんな中で迎えた関東大会の初戦。2番として出場したが、4打席目まで無安打だった。九回の好機での打席も「どうしよう」と焦ったが、それでも「何とか打線をつなげなくては」と気持ちを切り替え、結果を出した。麦倉洋一監督は「気持ちで打てた1本。今日みたいな思い切りのいいバッティングを最初からできるようになれば、最高の選手ですね」と目を細めた。(宮田真衣)