神奈川)桐蔭、逆転サヨナラ満塁弾 秋季関東高校野球

 第71回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催)は21日、甲府市で1回戦3試合があった。桐蔭学園(神奈川2位)は主将の森が逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、常総学院(茨城1位)に7―5で勝利した。次は23日の準々決勝で、佐野日大(栃木1位)と対戦する。22日は横浜(神奈川1位)が1回戦に登場し、甲府工(山梨3位)と対戦する。 劇的な幕切れだった。2点を追う九回裏2死満塁、森敬斗主将(2年)の放った打球は大きな弧を描き右翼席に飛び込んだ。三塁側ベンチからは桐蔭学園の選手が一斉に本塁に向かって飛び出した。「初めての感覚をかみしめよう」。森主将はガッツポーズをせず、淡々とダイヤモンドを一周。喜ぶ仲間の輪に入り、ようやく笑顔がはじけた。 好機をお膳立てした選手たちが塁上で森主将の打席を見守った。二塁走者の清水聖選手(同)は4打席4四球。「自分は打てる選手じゃないので後ろにつなぐ気持ちだった。森はチャンスに強い選手。決めてくれると思っていた」 山本慎太朗選手(同)は、三塁ゴロが相手の悪送球でセーフになり、一塁に残った。「打席に入る前に森と目が合い、『絶対つなぐ』と思った。打球があがったときは祈る気持ちだった」と振り返った。森主将は、「今日の勝利はみんなの力」と話した。 優勝候補と目された相手を破った。次の準々決勝で勝てば選抜大会出場が大きく近づく。「今日勝てたのは絶対負けない気持ちで戦ったから。次も絶対勝つという気持ちで臨みます」(安藤仙一朗)