福知山成美 逃げ切った 近畿高校野球

 秋季近畿地区高校野球大会は21日、1回戦3試合が神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸であった。福知山成美(京都1位)が神戸国際大付(兵庫2位)に、報徳学園(兵庫3位)が近江(滋賀1位)に、明石商(兵庫1位)が京都国際(京都2位)にそれぞれ勝ち、準々決勝に進んだ。27日に同球場で、1回戦の残り2試合と、龍谷大平安(京都3位)と市和歌山(和歌山2位)の準々決勝がある。   ◇    ◇ 一回裏、1死二、三塁のチャンス。福知山成美の4番、原陽太君(2年)はスライダーを振り抜いた。打球は中堅に抜け、適時打に。2人が生還した。 井本自宣監督は前打者にバントを指示。「今日は原が必ず打ってくれると思った」と、チャンスに強い原君を信頼しての采配だった。「ここで仕事をしなきゃ4番じゃない」と、原君も奮起して期待に応えた。 秋から4番に定着した原君。守備では捕手として、エースの小橋翔大君(2年)とバッテリーを組む。「小橋はストライクが入らない時でも、攻め続けることができる投手。打ち込まれた時こそ勝負できる」 1点差に詰め寄られた九回表。最後の打者を内角で攻め、右飛に打ち取った。「決めてくれると分かっていた」。それでも、思わずガッツポーズが出た。(足立菜摘)   ◇    ◇ 秋の府大会から打線の調子が良く、つながるようになってきた。失点をどれだけ少なくできるかが勝つための鍵。九回に1点差まで追い上げられても、小橋がしっかり抑えてくれた。次の試合でも、守備でリズムをつくって勝ちたい。   ◇    ◇ 明石商が無失策の守備で粘り八回に逆転した。1死から宮口のスクイズで1点差。さらに2死一、二塁とし、水上が左前打。敵失の間に自らも生還し一挙3得点した。京都国際は早の3二塁打など6長打を放ったが、12三振を喫し、リードを守り切れなかった。   ◇    ◇打撃では相手の速い球にも対応できた。先に2点を取ったがリードを広げられず、八回表に相手の先頭バッターを出してから、流れを持っていかれてしまった。細かいミスが重なり、いつも通りのプレーができなかった。