大分)大分が長崎南山に逆転勝ち 高校野球九州大会

 第143回九州地区高校野球大会(九州地区高野連主催、朝日新聞社など後援)に出場している大分は21日、リブワーク藤崎台(熊本市)であった1回戦で長崎南山と対戦し、4―1で勝利した。次戦は22日、熊本県営八代野球場で神村学園(鹿児島)と対戦。明豊も同日、同球場で長崎商と対戦する。 三回裏、2死一塁。大分の4番中尾拓士君(2年)に打席が回ってきた。「まだ同点。なんとか投手を援護しよう」。甘く入った直球をはじき返すと、打球は右翼線に飛んでいった。二塁打で勝ち越し、この1点が決勝点となった。 夏までは2番。「次につなげば決めてくれる先輩がいる」と思っていた。新チームから4番となり、「走者をかえす責任」を強く感じるようになった。 だが、打とう打とうと思うと空回りしてしまう。初回の打席でも初球を空振りし、気持ちが先走っていると感じた。深呼吸を繰り返し、気持ちを落ち着かせ、冷静さを取り戻した。それが同点となる中犠飛につながった。この日3打点で勝利に大きく貢献した。 目指すのは同校初の選抜出場。付属中学の部員だった時には2回、夏の甲子園に出場した先輩たちに、アルプススタンドから声援を送った。「あの舞台に大分のユニホームを着て立ちたい」。そう願って練習に励んできた。 憧れは目標となり、いま目の前まで近づいた。宿舎に戻ってからも素振りをして次戦に備える。「自分が打って、選抜大会に連れて行く」(小林圭)