鹿児島)国内最大の越冬地、出水平野に「ツルの季節」

 国内最大のツルの越冬地、出水市の出水平野は間もなく、ツルが舞い飛ぶ季節を迎える。18日に第1陣のナベヅルが飛来、例年11月には1万羽を超える。冬の風物詩として多くの観光客や写真愛好家が集まるが、ツルを優しく見守る配慮が必要だ。 出水には世界のナベヅルの9割、マナヅルの5割が集まるとされ、昨年は11月25日に1万5360羽を確認、21季連続の「万羽鶴」となった。ツルが多く集まるのは、ツル観察センターがある荒崎と、東干拓と呼ばれる干拓地。田に水をはった「ねぐら」で夜を過ごし、早朝から夕方は近くのエサ場などで過ごす。 県ツル保護会がツルによる食害防止のため給餌(きゅうじ)事業を行い、車のライトを遮る目隠し網を設置するなど保護・管理に当たる。2016年秋からのシーズンには高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出された。出水市は地域の基幹産業である養鶏業に対する風評被害やツルへの感染を防ぐため、ツル観察センターに出入りする車のタイヤ消毒に取り組むなど継続的な防疫にも力を注ぐ。 環境省なども「距離を保った観…