千葉)習志野4強、選抜出場へ前進 秋季関東高校野球

 第71回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催)は23日、甲府市で準々決勝の残り3試合があった。習志野(千葉2位)は東海大甲府(山梨1位)を8―4で破り、4強入りを決めた。来春の選抜大会出場に向けて大きく前進、出場が決まれば10年ぶりとなる。27日午前10時からの準決勝で桐蔭学園(神奈川2位)と対戦する。 「あとは頼んだ」 4点リードで迎えた八回裏の守備。最初の打者に四球を与えた習志野の岩沢知幸君(2年)は、エース飯塚脩人君(同)にマウンドを託した。中継ぎの役目を終え、気持ちは晴れやかだった。 21日の初戦、習志野は山内翔太君(1年)と飯塚君の継投で延長十四回タイブレークの激戦を制した。だが、小林徹監督はこの日、東海大甲府の強力打線を攻略するため、「3人で一人前でいこう」と岩沢君を中継ぎに起用した。 先発の山内君は「抑えなくては」というプレッシャーから、三回に二塁打を連続で浴びて2失点。「力を抜いていってください」。四回、岩沢君に公式戦初登板の機会が回ってきた。 中学生の頃から習志野の投手になるのが夢だったという岩沢君。持ち味のアンダースローに磨きをかけ、秋の県大会でベンチ入り。小林監督には「準備しとけ」と告げられていた。 「チームのために」。岩沢君は110キロ台の直球にスライダー、チェンジアップを組み合わせた打たせて取る投球を心がけた。五回には1死満塁から打者2人を打ち取った。七回に2点本塁打を浴びたが、相手は山梨1位の強豪。「想定の範囲内だった」と小林監督は話す。 「打線の援護もあり、のびのびと投球が出来た」と岩沢君。4強入りの一助を担う投球はできたが、制球には課題も残った。「今後は四死球をなくして完投したい」と、さらなる活躍を誓った。(松山紫乃)