神奈川)お寺で葬儀 僧侶3人起業 葉山の2寺で説明会

 神奈川県葉山町長柄にある仙光院、長運寺の二寺の僧侶3人が、寺院葬祭社「NEN(ネン)」を設立した。「お金もかかるし面倒」と近年の葬儀が簡略化し、供養を全くしない人もいる現状に危機感を覚え、「心を込めて見送りたい」と起業した。17、18日には両寺院の本堂で葬儀の様子を体験出来る説明会を開く。 代表を務める仙光院副住職の成井秀仁(なるいひでひと)さん(40)は、同じ真言宗で、すぐ近くの長運寺の遠藤陽仁(ようにん)住職(38)と高野山での修行で知り合った。どちらも檀家(だんか)が200軒ほどの小さな寺で、葬儀社の依頼で檀家以外の葬儀に出向くことも多い。斎場は午前と午後にそれぞれ葬儀、さらにお通夜も、とフル回転。小一時間の読経を短く切り上げてと要望されることもあった。故人をゆっくり見送ることもできず、葬儀も僧侶も不要と考える人が増えても仕方ないと痛感したという。 「お寺も僧侶もこのままじゃダメだ」と、成井さんの弟でやはり仙光院副住職の阿里(あり)さん(36)を加えた3人は今年3月、合同会社NENを設立。まずは「お寺での葬儀」を身近に感じて、と僧侶自身の差配で割安な葬儀料金を実現しようと考えたのだ。 100人ほどの会葬者を迎え、…