福島)荒れた休校中の校庭、町民が清掃 浪江・大堀小

 福島第一原発事故から休校が続く福島県浪江町立大堀小学校(町立幼稚園も併設)で17日、校区内に住んでいた町民らが校庭に集まり清掃に励んだ。 大堀小は、2017年3月末に避難指示が解除された区域に建つが、校区内は人の住めない帰還困難区域も多い。参加した約80人のほとんどが今も町外に避難している。 再開予定はないが、東日本大震災前、学校は地区の運動会が開かれるなど地域の拠点だった。校庭は2016年2月に除染。その後も数回草刈りされたが、再び雑草に覆われた現状を見かねた斉藤基(もとい)さん(67)が「離ればなれになった住民が久しぶりに集まり、少し元気になる機会になれば」と清掃を企画した。 会津若松市から駆けつけた卒業生でもある大竹進さん(69)は「今は校庭に子供が遊んでないで、イノシシが遊んでんだ。7年ぶりに会えた人もいて良かった」と笑った。 敷地内に設置された空間線量計は0・46~0・56マイクロシーベルト毎時だった。(福留庸友)