北海道)JR日高線苫小牧―鵡川間運行再開 地元歓迎

 北海道胆振東部地震発生直後から運休していたJR日高線苫小牧―鵡川間(30・5キロ)が19日、約2カ月半ぶりに運行を再開した。地震による運休区間はすべて復旧し、再開1号のラッピング列車には竹中喜之むかわ町長ら沿線自治体関係者も乗り込み、祝った。 午後3時すぎ、5分遅れで列車が鵡川駅に到着すると、ホームに降り立った乗客にむかわ産切り花が贈られた。苫小牧総合経済高校2年の菊地菜々子さんは「やっぱり列車がいい。安心して乗れるから」と笑顔。愛知県からシシャモを食べるために訪れたという夫婦は「旅は列車に限る」と列車に乗り込んだ。 竹中町長は「これをひとつの通過点として復興に歩んでゆく。災害に強い、持続可能な鉄路を願っている」と語った。 日高線をめぐっては、JR北海道が鵡川より先(鵡川―様似間、116キロ)の廃止・バス転換を提案しており、この区間の沿線住民の心境は複雑だ。鵡川駅では、JR日高線を守る会のメンバー約10人が「日高門別駅までの運転再開を」と書かれた横断幕を掲げた。日高町の綱木玲子さん(65)は「廃止は納得いかない」と支援を呼びかけた。(深沢博)