北海道)カモメ襲うアライグマ、道北で実態確認

 特定外来生物のアライグマが北海道北部でカモメを捕食している実態を、海鳥研究者らが初めて確認した。カモメは海辺で見られる身近な鳥だが、道内の繁殖地は縮小しており、道は昨年、2種を準絶滅危惧種に指定した。研究者らは9月の日本鳥学会で、急増するアライグマが海鳥に与える影響について報告した。 調査したのは北海道大水産科学研究院の風間健太郎さん(38)の研究グループ。アライグマに襲われている繁殖地は、オホーツク海に面した枝幸町の目梨泊(めなしどまり)漁港と防波堤でつながる小島。毎年5~7月の繁殖期、ウミネコやオオセグロカモメが本州などから飛来し、ヒナを育てている。大半がウミネコだ。 風間さんは大学院生の橋本詩津久さん(24)らと昨年の繁殖期、小島近くに監視カメラ2台を計14日間設置。アライグマは計59回、延べ139頭が撮影された。繁殖地への侵入はほぼ夜間で、撮影回数は在来種のキタキツネの3倍。手持ちカメラでアライグマ一家が夜に防波堤のはしごを上ろうとしているところや、昼間に小島にいるところも撮影した。 その間、採取したアライグマの…