ガンバ大阪 失敗を糧に、三浦に存在感 

 昨年12月の日本代表デビューから1年。サッカーJ1ガンバ大阪のDF三浦弦太(23)が存在感を示しつつある。  20日のキリンチャレンジカップ、キルギス戦で先発メンバーに名を連ねた。4―0という大勝で、押し込まれる場面はほとんどなかった。しかし、センターバックとして、ほかのDF陣に大きな声でポジショニングを指示する姿が何度もみられた。「リスク管理は大事。常に集中して声をかけることが重要になる」。長い縦パスで攻撃の組み立てにも一役買った。  後半44分には左CKから惜しいヘディングシュートを放ち、「入ったと思った」と残念がったが、全体を通して「安定したプレーが出せた」。ほっとした顔を見せた。  悔しい経験がある。4―3で日本代表が勝利した10月のキリンチャレンジカップ、ウルグアイ戦でのことだ。2―1でリードしていた後半、相手FWの存在に気づかずにGKへバックパス。さらわれて一時同点に追い付かれた。  痛恨のミスに落ち込んだ。救ってくれたのが、ガ大阪の宮本恒靖監督(41)だった。自らも日本代表として2002年、06年のワールドカップ(W杯)に主将として出場した経験がある。  代表から戻った後、「自分も失点につながるミスをした」と語りかけられたという。「引きずるのではなく、分析して繰り返さないことが大事。ミスから学べることはたくさんある。早めに痛い目にあったとポジティブにとらえてほしい」  気持ちが楽になった。「誰でもミスはある。それを減らしていけるようにしたい。あのミスは引きずらないで、次にいけると思う」と決意を新たに。そして次の出番で、堂々としたプレーを見せた。  キルギス戦は来年1~2月にアラブ首長国連邦(UAE)で開催されるアジアカップ前、最後の国際親善試合だった。「しっかり出られるように、持っているものをコンスタントに出したい」。すでに次を見据えている。