愛媛)東日本大震災の大川小遺族が愛南で講演

 愛媛県愛南町の防災教育の研修会が30日、町立一本松小・中学校で開かれた。教諭や保護者、防災を学ぶ大学生、町の防災担当者ら100人以上が参加。宮城県石巻市の大川小学校で6年生の次女を亡くした元中学校教諭の佐藤敏郎さん(55)が「3・11を学びに変える」の題で講演した。 大川小では佐藤さんの次女を含む74人の児童が犠牲になった。佐藤さんは「あの悲しみが1ミリでも役に立つのであれば、未来につながる」と講演に込める思いを語った。そして同小が震災時、大津波警報の発令を知りながら、校庭に待機して近くの山に向かわなかったことに触れ、「救う条件はあったが、救えなかった事実の真ん中に立って考えたい。あの日まで笑顔で通った学校があって、それが失われたことを知ってほしい」と訴えた。 佐藤さんが教諭をしていた同県女川町の中学生が震災後に津波対策や津波を伝える石碑の建立を町に提案したことや、震災を体験した子どもたちが被災体験を語る活動をしていることも紹介した。 講演に先立って防災の公開授業…