島根)出雲商の太田さんに奨励賞 新聞コン

 日本新聞協会の「第9回いっしょに読もう!新聞コンクール」で、島根県内から県立出雲商業高校2年の太田倭伽子(わかこ)さん(17)が奨励賞(全国で120編)に選ばれた。 コンクールは新聞を教育に活用するNIE(エヌアイイー)活動の一環。小中高校生が家族や友人らと新聞を読み、感想や意見を書いて記事とともに応募する。今回は全国から5万2155編の応募があり、県内では高校2校から計50編が集まった。 太田さんが選んだ記事は山陰中央新報の8月15日付の「保育無償化賛成 半数未満」。政府が来年10月に実施予定の幼児教育・保育無償化について、県庁所在地など主要自治体の賛成が半数以下にとどまっていることを伝える記事だ。 太田さんは読んだ当初、「無償になると、仕事と子育てを両立したい親には助かるのに、なんで賛成しないんだろう」と疑問に思ったという。しかし、保育士の資格を持つ母親の祐子さんに意見を聞き、待機児童が増えたり保育士が不足したりする懸念があることも理解できた。「私は利用する側の目線だけで見ていた。無償化はいいことだけど待機児童問題を解決するために保育士の数を増やすなどの対策をして無償化政策を進めるべきだ」とまとめた。 受賞を聞いて、「自信はなかったのでうれしかった」。将来の希望はホテル関係の仕事に就くこと。「人と接することが好きなので、身近なことが載っている新聞の1面と社会面はこれからも読むようにしたい」と話した。(杉山高志)