愛媛)済美高に「学校賞」 高校生福祉エッセイコン

 高校生が福祉をテーマに自分の体験や思いを書く第16回高校生福祉文化賞エッセイコンテスト(日本福祉大学、朝日新聞社主催)で、多くの作品を応募した学校に贈られる「学校賞」を済美高校(松山市湊町7丁目)が受賞した。 コンテストでは福祉に関わる四つの分野で800字以内の作品を募集し、今年は全国から1万1844もの作品が集まった。 済美高校は、障害者スポーツへの理解を深めるなどの目的で今年初めて参加。1年生と2年生を中心に約650名の生徒が応募した。 代表の水元こなつさん(2年)と阿部彩乃さん(1年)はいずれも、2020年の東京五輪開催の機運に合わせて新設された「スポーツとわたし」という分野を選び、自身の部活動やテレビで観戦して感動した体験をつづった。 水元さんは寮生活をしながらバスケットボール部で活動している。出身中学の先輩から「やめなければその先に良いことがある」と励まされたことや、左足の甲を骨折したものの仲間に支えられて大会に出ることができた経験をつづった。「来年は最終学年。スポーツも勉強もできる限り頑張りたい」と意気込んだ。 阿部さんは14年の冬にテレビで見たソチ五輪の選手の活躍について書いた。特に心を打たれたのは、フィギュアスケートの浅田真央選手の涙の演技と、羽生結弦選手の精神的な強さ。彼らの姿を見て、勉強の成果が思うように出ずに落ち込んでいた自分を奮い立たせたという。「夢は客室乗務員になること。憧れの2人のように努力を続けたい」 学校にはトロフィーと賞状、副賞の図書券が贈られた。国語科の隅田有希教諭は「生徒たちが読みたい本や教員が薦めたい本を購入することができた。個人での受賞はなかったが励みになる」と話した。(村上綾)