兵庫)姫路文化賞に大藪旭晶氏・山田英子氏

 兵庫県姫路市を中心に播磨地域の文化の発展に貢献した個人・団体に贈られる第54回姫路文化賞に、筑前琵琶の演奏者の大藪旭晶(きょく・しょう)さん(64)=明石市=と、文学の山田英子さん(77)=姫路市=が選ばれた。文化功労賞の2人と、黒川録朗賞の4人も決まった。 姫路文化賞は、姫路地方文化団体連合協議会(小坂学会長)が実績のある個人・団体を顕彰している。 大藪さんは、1993年度「日本琵琶楽コンクール」で2位。2017年までの10年間、京都造形芸術大で非常勤講師を務め、後進の指導にも尽力した。演奏をしながら朗読するスタイルで、現代人にも愛される琵琶の普及に取り組んだ。大藪さんは「若い人たちが琵琶に接してもらえるよう努力したい」と話した。 山田さんは20年ほど前から随筆を始めた。欧州で生活した体験や美術鑑賞、日常生活のなにげない経験などを題材に、文芸誌に書きつづった。2冊の随筆集「刻(こく)を紡ぐ」「刻のアラベスク」を出版した。山田さんは「主婦の立場で、軽い気持ちで書き続けてきた。これからも日常での思いを書き残したい」と話す。 文化功労賞には、地域活動が評価された庄幹正さん(84)=福崎町=と、古文書研究の田中早春さん(84)=姫路市=が選ばれた。 将来性のある活動に贈られる黒川録朗賞は、塗師・岡田道明さん(59)=たつの市▽水彩画・木澤平通さん(64)=高砂市▽邦楽・新福かなさん(40)=姫路市▽文学・諸井学さん(68)=姫路市。 受賞式は12月9日に高砂市である。(直井政夫)