青森)持ち出し不可のポンプが管理区域外に 再処理工場

 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場で、放射性物質を含む水を循環させるポンプが誤って放射線管理区域外に持ち出されていたことが4日、原子力規制庁が公開した同社との面談録でわかった。同社は、管理上の問題があったとして不適切な取り扱いの経緯や原因を詳しく調査する。 11月29日付の面談録などによると作業員が同日、管理区域外で「空」と表示された直径約40センチ、高さ1・3メートルの鋼鉄製収納容器のふたを開けたところ中にポンプが入っていたため、すぐにふたを閉じた。ポンプは高レベル廃液ガラス固化建屋の管理区域で排ガスから放射性物質を取り除く装置の洗浄水の循環に使われていた。容器の表面や作業場所、作業員に放射性物質による汚染は確認されなかったという。 同建屋では、ポンプの入った容器と空の容器を同時期に置いていたことがあり、両者を取り違え管理区域外に持ち出した可能性がある。同社はポンプの放射線量や搬出の経緯を詳しく調べる。規制庁側は面談で、調査結果や容器の運用方法を改めて説明するよう同社に求めた。(林義則)