福島)カラベラや怒る深海魚 いわき市在住画家の50年

 カラベラ(骸骨)や深海魚などをモチーフに独特の作品を生み出してきたいわき市在住の画家、峰丘(本名・緑川峯雄)さん(70)。画業50年の節目を迎え、これまでの歩みをたどる回顧展「峰丘展―カラベラへの旅」がいわき市立美術館で開かれている。 ギョロリとにらみつけてくるようなアンコウ。「深海魚の怒り」と題した2012年の作品は、前年に起きた東京電力福島第一原発の事故で海が汚染されたことへの憤りを表現した。「セシウムなど放射性物質を無理に食わせられて、深海魚が怒っているんだ」 海沿いの中之作で育った。魚は重要なモチーフで、「深海魚は深い海の底でじっとして、哲学をしているようだ」と、20年前に「深海で哲学するサカナ」を描き、度々、アンコウを絵に登場させてきた。静かに哲学していた魚たちは、原発事故で一変。怒れる魚となった。 東日本大震災で、同市平にあっ…