愛媛)郷土の先人をイラストで紹介 四国中央・暁雨館

 愛媛県四国中央市土居町の郷土資料館「暁雨館(ぎょううかん)」が、ふるさとの発展に力を注いだ先人たち9人の似顔絵イラストを作った。名前と業績を知ってもらおうと常設展示室に名前当てクイズコーナーを設置。館オリジナルの封筒も作った。 似顔絵は、明治時代に反戦主義を貫き、戦争の過ちを主張した石碑の文章が削り取られた「顔のない紀念碑」で知られる思想家・安藤正楽(1866~1953)や、庶民出身ながら西条藩主にみそめられて側室となり、後に7代紀州藩主の徳川宗将の生母・永隆院となる「お作(さく)」(1702~81)など計9人。 日本漫画家協会会員で四国中央市在住の藤岡つよしさんが、同館に展示されている先人の古い写真などを参考に、にこやかで個性豊かな似顔絵を描いた。 9人のうち、旧川之江村出身の朱子学者・尾藤二洲を除く8人が旧土居町の出身。三宅威(たけし)館長は「来館者、特に子どもたちに地元のために尽くした先人たちをより身近に感じてほしい。クイズなどを楽しみながら先人の名前を覚え、活躍した時代やふるさとの歴史にも興味をもってもらえたら」と期待している。(矢野裕一)