青森)米の作況「平年並み」? 国の発表に「過剰評価」

 今年の青森県産米の作柄概況で、農林水産省東北農政局の「平年並み」という発表に対し「そんなに収穫できていない」という声が生産現場から上がっている中、県議会は作況調査の検証などを求める意見書を7日に採択した。国はデータはあくまで統計ルールに基づいたものとしているが、実態より作況指数が大きいと飼料用米を栽培する農家への国の交付金が減りかねず、疑念が高まっている。 「(米が)取れていないのに作況指数は過剰評価されている」。11月中旬、県産ブランド米「青天の霹靂」の生産者や農協関係者らが集まった会議の場で参加者の一人が声を上げた。東北農政局が10月末に発表した県内の作況指数が101の「平年並み」とされたことへの不満だった。 作況指数は、その年の10アールあたりの予想収量を平年値で割った値に100をかけて算出する。主食用米から転じて飼料用米を栽培している農家などに支払われる国の交付金は、予想収量を基準として農家の生産量がそれよりも多いと増える。このため仮に実態よりも予想収量が多い、つまり作況指数が大きいと農家が本来受け取れるはずの交付金が減りかねない。県内の作付面積のうち約1割が飼料用米だ。 農政局によると、予想収量は県…