大分)個性派焼酎「新時代へジャンプ」

 「なかなか当たらなかった光が小さな蔵にもキラリと差し込んだ――。平成とは、そんな時代だったと思います」 蒸留器の前で仕込んだ焼酎の蒸留作業を見ながら、小野酒造(由布市)の小野宗之社長は、この30年に思いをはせた。 明治時代に焼酎造りを始めた小野酒造がつくる麦焼酎「由布之郷(ゆふのごう)」は、2007年に販売を始めた。高齢化で麦の作付けが減る中、「地域振興のために何かできないか」と考え、生み出したものだ。 水は手つかずの自然が残る地元…