認知症不明者対策 情報の共有へ協定

 ◆町田市・2署とFM・鉄道4社・宅配業者 行方不明になった認知症の人の早期発見や事故防止のため、町田市と地元警察署は18日、コミュニティーFM「エフエムさがみ」と鉄道4社、ヤマト運輸と協定を結んだ。ラジオ番組で不明者の特徴や服装を放送するほか、駅員や配達員らと情報共有する。 町田市を管内に持つ町田、南大沢の両署は、これまで行方不明者届が出るとパトロールを強化し、市の防災無線で呼びかけたり近隣の駅に情報提供したりしていた。しかし市外で見つかるケースもあり、情報が広く伝わるように同市や隣接の相模原市などで聴けるエフエムさがみに協力を依頼。JR、小田急、京王、東急の鉄道4社は町田市内の駅だけでなく、全駅で情報を共有する。ヤマト運輸も配達員が協力し、宅配中に似た特徴の人を見つけた時、市や警察署に連絡する。 昨年1年間で、両署に提出された、認知症やその疑いがある行方不明者は92人。前年比41人増で過去最多だった。 (滝口信之) 

113歳、我が家で大往生

 男性の世界最高齢者としてギネスに認定され、20日に113歳で死去した北海道足寄町の野中正造さん。遺族や町の人たちは、穏やかな最期を静かに悼んだ。 昨夜、自宅の寝室で一緒に寝ていた孫の黒畑好江さん(56)によると、消灯後の20日午前1時20分ごろ、野中さんが息をしていないのに気づいた…

宮崎)西都市の画家弥勒祐徳さんが23日から100歳展

 2月に100歳を迎える宮崎県西都市の画家、弥勒祐徳(みろくすけのり)さん(99)が23日から、宮崎市の県立美術館2階県民ギャラリーで「弥勒祐徳100歳展」を開く。家族を描いた初期の水彩画から、宿命的なテーマの蛾(が)や西都の風景、神楽の油彩画、木彫など100点余りを展示する。 弥勒さんは1919(大正8)年2月20日、西都市に生まれた。40年に徴兵され、旧満州や南方戦線に従軍。働きながら苦学し、戦後、通信教育で美術の教員免許を取得して小、中学校で教えた。「生徒の絵の方がうまい」と頭を抱えたこともあったという。 本格的に絵を描き始めたのは52(昭和27)年から。昼は学校、夜は自宅でキャンバスに向かった。これまでに制作した絵画や彫刻は1万点以上、個展開催は県内外で450回を超える。独学で築いた躍動的な作風が特徴で、県美展などで数多く入賞している。 山間の学校に赴任した際、風景…

高知)労組・組合員とも最少 昨年の組織状況調査

 高知県は、県内の労働組合の2018年の組織状況を調べた基礎調査の結果を発表した。昨年6月末の調査時点で組合数、組合員数ともに前年を下回り、過去最少となった。推定組織率は全国平均を下回る14・2%だった。 調査結果によると、昨年の労組の数は427組合、組合員数は3万5310人で前年よりそれぞれ4組合、246人減った。組合数は1997年以降、組合員数は98年以降、ともにほぼ毎年、前年を下回り続け、組合員数はピークだった70年(7万4586人)の半分以下に落ち込んでいる。 推定組織率(雇用労働者数のうち労働組合員数が占める割合)は17年と同じ14・2%で、全国平均の17%を下回った。県内の推定組織率は戦後すぐの1947年に52・7%を記録し、昭和の終わりから平成の初めごろにかけては全国平均を上回る年もあったが、92年以降は全国平均より低い状態が続いている。 産業別の内訳は、「その他」(…

熊本)「1年でJ2復帰」 ロアッソ、新体制を報告

 今シーズンからサッカーJ3で戦うロアッソ熊本は20日、サポーターに向けにチームの新体制を報告する集会を開いた。渋谷洋樹監督は「『1年でJ2復帰』という目標を忘れずに、1年戦うことしかない。今年は皆さんと喜び合って終わりたい」と意気込みを述べた。 会場となった熊本市植木文化ホール(北区植木町岩野)には、約600人が集まり、チームカラーの赤い発光ライトを振りながら、選手やコーチなどスタッフに声援を送った。新キャプテンのDF鈴木翔登選手は「チームの勝利を自分の喜びとして、魂込めてプレーしたい」とあいさつした。 スローガンは、「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」の文字を変え、「我心勝鍛」。悔しい思いを忘れず、J2復帰に向け苦労を惜しまずに努力する、という思いを込めたという。 2月5日から鹿児島県でキャンプ入り。開幕戦は3月10日、えがお健康スタジアム(熊本市)で、AC長野パルセイロと対戦する。18チーム中2位以上なら、自動的にJ2に復帰できる。(大畑滋生)

大分)竹田市のこども診療所 2月中の休診、医師が示唆

 大分県竹田市の市立こども診療所が存続の危機に直面している。所長を務める男性医師(50)と市に確執があり、医師は2月中の休診も示唆。現在、別の場所で診療所の新しい建物の建設が進むが、早期決着できなければ3月中旬のオープンに間に合わず、市内に小児科医がいなくなる可能性も出てきている。 診療所によると、現在、インフルエンザや麻疹、風疹など各予防接種受け付けを中止している。2カ月に一度行っている「アレルギー外来」も、2月以降に実施できるかがわからないとして、約40人の患者に別の医療機関への紹介状を書いたという。 市は現在の診療所建物が老朽化し、手狭にもなったため、新しい建物の建設を計画。新築移転にあわせ、指定管理者による運営へ移行しようと、昨年、指定管理者を公募した。市は、医師の応募を前提にしたとするが、少子化で患者減が予想される中、医師は「高額な施設負担金を毎年求められるなど採算がとれそうになく、応募できる内容ではない」などとして公募に応じず、他からの応募もなかった。 市は「医療の空白をつくっては…

愛媛)四国中央市の紙関連出荷額、13年連続日本一

 紙に関連した産業が集積し、「紙のまち」をPRしている四国中央市が、紙関連製造品出荷額で13年連続日本一になった。経済産業省の2017年に公表した最新の工業統計調査を四国中央市産業支援課がまとめ、昨年12月に発表した。 同調査によると、市の16年のパルプ・紙・紙加工製造品の出荷額は約5394億円で前年を約466億円上回り、近年では08年に次ぐ規模になった。同課は「インバウンドによる紙おむつの『爆買い』が始まった年で、ベビー用を中心に紙おむつの需要が増加したため」と説明した。 2位は約4430億円の静岡県富士市、3位は約1523億円の新潟市。四国中央市は04年の旧川之江、旧伊予三島両市などの合併以来、日本一の座を守っている。(矢野裕一)

佐賀)園児がつくったミニ曳山10台展示 JR唐津駅

 佐賀県唐津市のJR唐津駅コンコースで、市内のすみれ幼稚園と虹の森保育園の2~5歳の園児計約240人がつくった、唐津くんちの「ミニ曳山(ひきやま)」10台が展示されている。ミニ曳山づくりは毎年の恒例行事だが、唐津駅での展示は今回が初めてという。28日まで。 高さ1メートル前後と、曳山によって大きさが違う。園児たちは段ボールや廃材、色紙などを使い、先生たちの手を借りながら完成させた。すみれ幼稚園の増本博宣園長(63)は「ひげの曲がり方や牙の生え方など、写真を見て再現している。お菓子の箱などを使った工夫も見てください」と話していた。(渡辺松雄)

福岡)ろう者が100年手がける木工・縫製作業所

 耳が不自由なろう者が100年近く木工品や縫製品を手がけている作業所がある。福岡市西区田尻の障害者支援施設「工芸会ワークセンター」だ。木工品の人気が高く100カ所以上の保育園・幼稚園に机や椅子を納入してきた。その縁で、ろう者と園児らの交流が始まっている。 管理・居住棟とは別棟の広さ860平方メートルの平屋が作業場だ。木材加工の機械類が置かれ、一般の木工所と変わりはない。木工係の男性14人が加工・組み立て、塗装、その他の作業を手分けして行い、注文を受けた椅子や机、棚などを作っている。 木工歴34年の松本義則さん(54)は図面さえあれば何でも作れるという。「作業が楽しい。特に保育園の家具を作るのが好き」と手話で表現した。田崎誠さん(28)は始めて8年。ベテランについて技術を学んでいる。「いずれはロッカーや棚を作りたい」 西区徳永の学研都市まぶね保育…

沖縄)石垣市長、県勧告拒む 事務執行の中立性を疑問視

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票で不参加を表明している石垣市の中山義隆市長は18日、予算執行を求める県の勧告に対し、従えない旨を文書で回答した。中山氏は17日の市民団体の要請に対し「(選択肢を増やすなど)県民投票の在り方自体が変わらない限り考えが変わることはない」と述べ、改めて不参加の意向を示していた。 県の勧告に応じなかったのは宮古島、宜野湾、沖縄市に次いで4市目。県側は「内容を踏まえて、週明けに協議したい」と述べるにとどめている。 回答文書では、県民投票条例制定までの過程や県が義務費とすること、公職選挙法の適用を受けない中で県や知事の事務執行の中立性を疑問視。「(予算否決した市議会の)決定の意に反して原案執行権を行使し、投票事務を実施することは適切でない」としている。(沖縄タイムス)