山口)周南市長に藤井氏 現職・木村氏破り初当選

 統一地方選の後半戦が21日、投開票された。一騎打ちとなった周南市長選は、元県議で無所属新顔の藤井律子氏(65)が初当選した。3選を目指した無所属現職の木村健一郎氏(66)を破り、同市初の女性市長。宇部市議選(定数28)の新市議の顔ぶれも決まった。 21日午後10時過ぎ、周南市長選での当選確実の知らせを受け、藤井氏は「市民目線の訴えが受け入れられた。公正な市政に取り組みたい」と語った。廃止を訴えた市のPR事業「しゅうニャン市プロジェクト」については「廃止は公約で一番の柱。皆さんが納得でき、愛されるような企画を早急に考えて取り組んでいきたい」と話した。 当日有権者数は11万8946人、投票率は48・51%(前回49・78%)だった。 2月に県議からのくら替えを表明した藤井氏は、現市政を多くの課題を抱えながら市民の提言が届かないと批判。「品格と誇りを忘れてはいけない」と呼びかけ、「しゅうニャン市プロジェクト」の廃止を主張した。市職員が逮捕・起訴された官製談合で再発防止システムの構築を公約。当選後に起きた場合は「職を辞す」と言い切るなど、歯切れのいい戦術も奏功した。 木村氏は福祉、教育、医療、産業の活性化などを訴えて組織戦を繰り広げたが、及ばなかった。事務所で、木村氏は「私の力不足で政策をしっかり市民に提示できなかった」と支持者らに頭を下げ、政界から引退する考えを示した。(藤野隆晃、三沢敦)

アイヌ文化伝承、古老を追う

 アイヌ民族の古老たちを追ったドキュメンタリー映画「Ainu ひと」が26日夜、札幌市中央区(狸小路6丁目)の「シアターキノ」で上映される。昭和初期に生まれ、口承文芸や工芸などのアイヌ文化伝承に努めてきた平取町の男女4人の生き様を描いた。 監督は米国在住の映像作家溝口尚美さん(50)…

「令和」便乗詐欺 都内で初の被害

 ◆警視庁、注意呼びかけ 「令和」への改元に便乗した特殊詐欺被害が東京都内で初めて確認された。警視庁が17日発表した。「5月の改元後、同様の詐欺が増える心配がある」として注意を呼びかけている。 犯罪抑止対策本部によると、今月10日午前11時ごろ、町田市の50代女性宅に市役所職員を装った男から、「令和になると医療費制度が見直され、医療費が戻る」「返金手続きが必要なので指定したATMで受領番号を受けとってください」などと断続的に電話があった。男は女性の携帯電話番号も聞き出して近くのATMに誘導。「受領番号の手続き」の名目で、同日午後2時すぎに約32万円を振り込ませたという。 改元をめぐっては、電話やはがきで「キャッシュカードが使えなくなるので送ってほしいという連絡があった」との通報がこれまでに2件あったが、いずれも本人が見破るなどして被害は出ていなかった。 (八角健太)

一気に「夏」、鶴居27.1度

 道内は17日、18地点で最高気温が25度以上の「夏日」となった。2003年と並んで観測史上最も早い記録で、道東では真夏並みの気温になった場所も。ほぼ全域で快晴となったことから、半袖姿で過ごす人々の姿が目立った。 札幌管区気象台によると、各地の最高気温は…

宮崎)5市議選、1町長選、9町村議選、あす投開票

 統一選後半戦で選挙戦となった5市議選、1町長選、9町村議選は21日、投開票される。川南町長選は現職と新顔の一騎打ち。人口減少対策や「ハコモノ」事業への姿勢などを巡り、それぞれの選挙で論戦が繰り広げられている。 議員選があるのは、宮崎、延岡、日南、日向、串間の5市と、三股、高原、綾、新富、木城、川南、西米良、諸塚、椎葉の9町村。 小林市議選、木城町長選、諸塚村長選、都農町議選は無投票だった。 県内最多の56人が立候補している宮崎市議選(定数40)。ベテランを含む多くの現職が引退し、その票を巡る戦いが白熱している。 立候補したのは現職31人、元職5人、新顔20人。欠員1に加え、当選10回を誇るベテラン議員や議長経験者ら8人が引退。少なくとも約4分の1の9議席が入れ替わる。 引退を決めたベテラン議員は「地域のインフラ整備もかなり進んだ。やりきったという思いもある」と引退の理由を話した。別の議員は病気や高齢を理由に議会を去ることを決めたという。「重鎮が居なくなることで議員間の調整がうまくいくか気がかり。だが、若い力で議論が活性化すれば良い」と期待を寄せた。 引退する複数の議員は「後継指名」をしておらず、票の行方は流動的だ。 ある議員は「前回選挙の上位当選者は残っている。引退する議員の地盤の票が割れて新顔が混戦になるのではないか」とみる。 相次ぐ現職の引退を受けて、ある新顔候補は「頑張れば当選できるというチャンスと捉えている」と意気込む。 前回選挙では全議席の約8割を現職が占めた。現職のある候補は「現職有利と見ているが、投票率が下がると分からない」。別の現職は街頭演説で「議会が新顔ばかりになると(市長など)執行部の力が相対的に強まる」と訴え、自身への支持を呼びかけている。(松本真弥)

福岡)歩いて楽しむ満開ツツジ 久留米つつじマーチ開幕

 春めく筑後路を歩くウォーキング大会「第22回久留米つつじマーチ」(福岡県久留米市、日本ウオーキング協会、朝日新聞社など主催)が20日、市中央公園を発着点に開幕した。沿道のツツジは満開を迎え、全国から集ったウォーカー5664人が快晴の下、心地よい汗を流した。21日まで。 初日の40キロ、20キロの両コースは、耳納連山の久留米森林つつじ公園が一番のビューポイント。長い坂道を上ってきた参加者は、真っ盛りのツツジの花の間を抜けて一息つき、筑後平野の眺望を楽しんだ。 千葉市稲毛区の大黒崇さん(82)は4回目の参加。「見事なツツジと地域のおもてなし、両方すばらしく何度も来たくなる。元気に完歩します」と話した。 21日は筑後川を経て佐賀県鳥栖市・みやき町方面を巡る35キロ、20キロ、10キロ、5キロの各コースを歩く。当日参加の申し込みは午前6時半から中央公園で。参加料は大人2千円、小学生~高校生千円。(市川雄輝)

佐賀)5月1日に婚姻届受け付け窓口を開設 多久市

 元号が「平成」から「令和」になる5月1日、佐賀県多久市は午前8時半から午後5時15分まで、婚姻届を受け付ける窓口を市役所玄関ホールに設ける。 2人で提出前の婚姻届や額入りの「令和」の書を持って、市のキャラクター「多久翁さん」などが描かれたパネルを背景に記念撮影ができる。多久翁さんにちなむ書類入れやメモ帳など5点が贈られる。 土日祝日や平日の閉庁時間は、いつもは宿直の警備員が受け取って、次の平日に市職員に引き継いでいるが、市民から「5月1日に婚姻届を出せるか」などの問い合わせが複数あったという。 市のパソコンから出る書類が「令和」になるか確認するため、市民生活課の職員2人が連休中のどこかで役所に来る必要があり、初日に合わせた。 担当の徳永健さん(46)は「…

みやぎ野球史再発掘)昂の字持つエース2人

 プロ野球のペナントレース開幕から2週間余り。開幕ダッシュに成功した、平石監督率いる東北楽天には、日本一奪回を期待したい。2013年の優勝を支えたのは、田中将大投手の24勝0敗という驚異的な活躍だった。 仙台のチームが初めて野球日本一になったのは、大正時代のこと。このときも大エースがいた。 その名は新谷昂吉(しんたにこうきち)。1899(明治32)年、新潟市で生まれ、1917年に旧制新潟中(現・新潟高)から旧制二高に入学。翌年、京都で開かれた旧制高校大会(文部省直轄学校大会)で、六高、四高、学習院を抑え込み、決勝では神戸高商を1―0で破って、優勝を成し遂げた。曲がりの大きなカーブ、重くて伸びのある快速球を武器としていたようだ。 新谷が主将となった翌19年も、連覇を狙い大会に参加。八高、山口高商を連続完封に抑えるが、雨天続きで大会日程が中止となり、夢はついえてしまう。 卒業後は、東京帝大工学部を経て鉄道省に入省するが、ここでも大仕事をやってのける。新谷をエースとした本省チームが、当時唯一の社会人野球全国大会だった全国鉄道局野球大会に初参加。各地の鉄道局の猛者軍団を打ち破り、決勝では大会連覇中の門司鉄道局を下して優勝したのだ。 新谷はその後、野球から離れて仕事に専念し、エリート技師として順調に栄進する。結婚して一男一女に恵まれ、順風満帆の生活を送るが、軍属として赴いた大陸でわずらった大腸疾患のため、39年に早世。 さて、右ひじの故障から復活を図る東北楽天の現エースは、則本昂大(たかひろ)投手。同じ「昂」の字を名前に持つ。忘れられた大投手・新谷昂吉との100年の時を超えたエースの「奇縁」が、再び仙台を日本一に導いてくれたらうれしい。(伊藤正浩)

岡山)留学生が8割、専門学校で町おこし 瀬戸内市

 岡山県南東部の瀬戸内市玉津地区。3月中旬、地区内の広場で、特産品のカキや地元産の野菜を販売する「玉津の市」が開かれた。 約800人の住民らでにぎわう会場の一角で、外国人の留学生たちが母国のグルメを販売していた。ベトナム料理のフォー、スリランカの揚げ餃子(ぎょうざ)・パティス、ココナツジュース。 「ココナツの中にジュースがあります」。ベトナム人留学生のウェン・トゥ・フォンさん(22)が日本人の男性客に話しかけた。男性が「初めての味。おもしろいね」と驚くと、フォンさんの笑顔がはじけた。 「ベトナム料理を紹介できて楽…

神奈川)「ゲコドリ」飲んで宴会楽しく 女子大生が開発

 お酒が飲めなくても、弱くても、飲み会をもっと楽しみたい。酒が飲めない「下戸(げこ)」のためのドリンクを相模女子大(相模原市南区)の学生が開発した。名付けて「ゲコドリ」。11月1日まで開かれている「相模大野ちょい呑みフェスティバル」の一部店舗で「デビュー」した。 ドリンクは同大のサークル「ゲコ部」が中心になって開発した。「ゲコ部」は、アルコール問題に詳しい同大水上由紀准教授(臨床栄養学)の呼びかけで、酒の正しい知識や宴会での上手な断り方などを発信しようと2015年に結成。現在約10人の学生が活動している。今回は部のメンバーに、食品開発を学ぶ同大の学生も加わり、授業の一環として飲料開発を行った。 今年6月中旬から授業後や夏休みを利用して話し合いを重ねた。新しいジャンルの飲料開発で、どういうものを作るか。どんな人に飲んでほしいから始め、働く30代女性にターゲットを絞った。「20代だとまだ仕事に慣れず余裕がないが、30代ならお酒の場を楽しもうという余裕が生まれ、健康志向なども高まるのではと考えました」と3年の波多野菜穂さん(21)は語る。学内の30代女性職員複数にインタビューして出てきたコンセプトが「特別感」と「すっきり感」だった。 アイデアを出し合い、試飲を重…