福井)越前和紙の世界を体験 参加者「繊細で立体的」

 越前和紙などの伝統工芸を始めとするものづくりを体験できる「MONO CAN(ものキャン)」が18日、越前町小曽原の越前古窯博物館であった。来場者が越前和紙を使って折り鶴を折ったり、小さいエコバッグを作ったりして伝統工芸に親しんだ。 ものキャンは、普段は越前市瓜生町にある「福井ものづくりキャンパス」で展開されているプログラム。今回は「おでかけMONO CAN」と称し、開館1周年を迎えた同博物館で開いた。 レーザーカッターで切り絵のように模様をつけた折り鶴、立体的なメッセージカードの制作などがあり、来場者は指導を受けながら思い思いの小物を作った。 鯖江市鳥羽2丁目から来た建築士の加藤強さん(61)は鶴を折り、「越前和紙で折ると、繊細で立体的になった。懐かしさもありつつ、新たな発見もありました」と話した。 ものキャンのイベント情報はフェイスブック()で。(山田健悟)

千葉)高齢化率に代わる「元気度」 船橋市が初の新指標

 高齢者の健康状態を細かく把握しようと、千葉県船橋市は、独自の指標「元気度」を全国で初めて導入する。3年後の要支援・要介護リスクなどを表す「元気度」のほか、運動や口の機能の低下度合いを高齢者に把握してもらい、蓄積したデータを健康づくりや介護予防につなげていきたい考えだ。 市は「健康寿命日本一」を掲げ、2016年に健康長寿社会を目指したJAGES(日本老年学的評価研究)プロジェクトに初参加。参加した全国39市町村の中で「運動機能低下者の割合」が1番少ないことや、「要介護リスク者の割合」が3番目に低いこと、市内全24地区別の特徴などが分かった。 JAGESの全国調査結果から、千葉大予防医学センターが、バスや電車を使って1人で外出できるか▽15分くらい続けて歩いているか――など10項目の質問に「はい」「いいえ」で答える「要支援・要介護リスク評価尺度」を開発。船橋市では、これに性別や年齢を加味して3年後の要支援・要介護リスクを示す「元気度」を算出する。「元気度」を表す単位を「スマイル」とし、全国平均を100スマイルとして、160・8~0スマイルで評価する。 また、この10項目に、市が開…

長野)小児科病棟へ笑顔の贈り物 元日本代表選手が一役

 真っ赤な鼻をつけた男女2人の道化師が20日、長野赤十字病院(長野市)に現れた。ハーモニカを吹いたり、皿を回したり。小児科病棟に入院中の子どもたちに笑顔を届けた。 この2人は、NPO法人日本クリニクラウン協会(大阪市)の「臨床道化師」。同協会には認定された26人がいて、全国の病院を訪れて闘病の子どもたちを励ます活動を続けている。長野県内では信州大学医学部付属病院以外の訪問は、今回が初という。 まず、病棟のプレールームに顔を出した男性の大ちゃん(49)と女性のきゃしー(32)の2人は、看護師と踊るなどして子どもたちの緊張を解きながら接近。最後は一緒に皿回しをするなどして遊んだ。 その後は病室を回って交流。母…

岐阜)豚コレラの初期対応、危機管理意識の欠如指摘

 岐阜市で国内では26年ぶりに感染が確認された豚コレラ。9月の発生以降、野生イノシシへの感染が相次ぎ、恐れていた豚への2例目の感染も確認された。ウイルスの拡散は、なぜ防げなかったのか。県の検証作業チームがまとめた報告では、初期対応について関係者の危機管理意識の欠如が指摘された。 豚コレラの発生が発表されたのは9月9日。この時、県は最初に覚知したのは「9月3日」であると繰り返し説明していた。 しかし、11月5日に公表された県の検証報告では、「8月24日の立ち入り時から、国の防疫指針を意識した対応をするべきだった。速やかに感染症(豚コレラを含む)の検査をするべきだった」と、対応の遅れが指摘された。 検証によると、岐阜市の獣医師…

山口)夫と蔵再興 女性杜氏が新酒 新谷さん

 西日本有数の酒どころとして知られる山口県で、新谷酒造(山口市徳地堀)の女性杜氏(とうじ)、新谷文子(ふみこ)さん(40)が原料やこうじづくりからこだわった日本酒「わかむすめ~Bunbun(ブンブン)」が今月、世に出る。廃業の危機からの再興だった。 山に囲まれ、近くを佐波川が流れる。この地に、文子さんと新谷酒造の3代目で、夫の義直さん(49)の2人だけで営む酒蔵がある。1927年創業の老舗。洗米や絞りといった工程を全て手作業でこなす。 文子さんは山口市出身。看護師として県内で働いていたが2004年、義直さんとの結婚を機に退職した。結婚前には当時いた杜氏がつくった酒が全国新酒鑑評会で金賞を受賞。「蔵は順風満帆に思えた」と文子さんは振り返る。 ところが、病気のためにこの杜…

京都)清川あさみさんの原画展 糸で紡ぐ和歌の世界

 俳優やタレントの写真に刺繡(ししゅう)を施す作風で知られる美術家の清川あさみさんが、百人一首を主題にした書籍「千年後の百人一首」で担当した挿絵の原画を紹介する展覧会が21日に始まる。会場は建仁寺塔頭(たっちゅう)の両足院、スイーツ店舗兼カフェのグランマーブル祇園(ともに京都市東山区)の2カ所。原画や近作合わせて111点を両会場で展示する。 20日には両足院で、清川さんと俳優の南果歩さんがそろって記者会見した。南さんは、清川さんの「美女採集」シリーズのモデルの一人に取り上げられた縁で、今回の原画展の広報大使を務める。会場では南さんが最果(さいはて)タヒさんの詩を朗読した音声も流される。 清川さんは、和歌一つ一つの奥行きを解釈することから始めたといい、「秋だから少し切ないという気持ちや、人が恋しい時のセンチメンタルな気持ちは、千年前も今も変わらないんだなという部分は発見だった」と話す。 子どもの頃から百人一首が大好…

奈良)聖徳太子グッズ続々、法隆寺そばのデザイナー製作

 奈良県斑鳩町の世界遺産・法隆寺を建立した聖徳太子にちなんだグッズが登場した。作者は、寺のそばに住むデザイナー。愛敬のある太子のキャラクターを考案し、「和を以(もっ)て貴(とうと)しと為(な)す」で有名な「十七条憲法」を題材にしたしおりやLINEスタンプを作った。 「十七条憲法 栞(しおり)」は縦10・6センチ、横3・1センチ。笏(しゃく)と呼ばれる細長い板を持った「太子」のセリフとして、現代語に訳した条文が1枚に一つ書かれている。 第一条 和は何よりも大切です 第八条 早起きしてしっかり働…

奈良)三郷の急坂はケーブル線跡 保存車両の活用構想も

 奈良県三郷町の中心に「まさか」と驚くような急坂がある。山に向かってまっすぐ伸びる光景は、大和川対岸の王寺町からもよく見える。なぜこんな坂道があるのか? 実は、35年前までケーブル線が通っていたのだ。 朝、その坂の歩道を大勢の高校生たちが上っていた。近鉄信貴山下(しぎさんした)駅から坂の上にある西和清陵高校への登校風景だ。 同校野球部にとっては、冬場に足腰を鍛える格好の場だ。監督の寺川彰教諭(38)は「最初見た時はびっくりするが、慣れればきつくなくなる。ホンマにやる気があるか、試される坂です」。 坂の長さは約880メートル。…

栃木)「ツール・ド・とちぎ」を楽しむ月刊誌が創刊

 栃木県内全域を国内外の自転車レーサー約100人が走り抜ける「ツール・ド・とちぎ」が来年も3月に行われる。レースの魅力をもっと知ってもらおうと、大会の見どころなどを伝えるウェブ上の月刊誌「ツール・ド・とちぎ タイムス」が10月に創刊された。来年のレース開催まで毎月発行していく。 大会は2017年に始まり、来年で3回目を迎える。モデルとなっているのは、100年以上もの歴史があるフランスの自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」だ。 一面を真っ黄色に染める満開のひまわり畑や石畳のパリ・シャンゼリゼ通りなど、フランスや近隣の国々を、世界中のレーサーが3週間かけて走り抜け、スピードと持久力を競う。「栃木でも、美しい自然や町並みの中でレーサーに走ってもらいたい」。そんな思いで県内のロードレース関係者らが始めたのが「ツール・ド・とちぎ」だった。 「ツール・ド・とちぎ」はスタ…

福島)作曲家・大友さんと校歌づくり 福島駅前夜間中学

 学齢期を過ぎた人にボランティア講師が勉強を教える福島市の「福島駅前自主夜間中学」で、校歌をつくる計画が進行中だ。福島高校出身で、作曲家の大友良英さん(59)が生徒と一緒になって歌詞と曲を制作中で、来年2月にはお披露目する予定だ。 ♪吾妻の山の種まきうさぎ/希望育てる学びの時間 25日夜、福島テルサであった授業「校歌をつくろう」。大友さんが生徒と講師ら約20人が制作中の校歌を歌いながら、歌詞に修正を加えていた。 自主夜間中学は、「福島に公立…