山形)天皇杯4強へ全力 モンテ24日にホームで川崎戦

 天皇杯全日本サッカー選手権大会で、4年ぶり4度目の8強入りを果たした明治安田生命J2リーグのモンテディオ山形は24日、ベスト4をかけてJ1首位の川崎フロンターレと対戦する。「国内最高峰のサッカー」を見せる強豪相手に、どう戦うか。山形県天童市のNDソフトスタジアム山形で午後7時にキックオフだ。 21日のリーグ戦第38節アビスパ福岡戦をドローで終え、J1昇格が絶望的となったモンテ。一夜明けた22日午前、天童市内の練習場では、選手たちが約1時間、ボール回しなどで体を動かした。FW阪野豊史選手(28)は「リーグ戦は厳しい状況。だからこそ天皇杯を勝ち上がり、サポーターの記憶に残るシーズンにしなければ」と意気込む。 準々決勝の相手、川崎フロンターレは昨季、J1最多の計71ゴールなど圧倒的な攻撃力でJ1を制した。今季も、15得点のFW小林悠選手(31)や、司令塔のMF中村憲剛選手(37)らを中心に、パスワークと素早い攻守の切り替えを武器に、22日現在で首位。モンテのDF山田拓巳主将(28)は「早い時間の失点を避けつつ、少ないチャンスをものにできるか。ボールを奪った後、相手の素早いプレスをかいくぐることができるかがカギ」と話す。 モンテは今季の天皇杯で、2回…

岩手)5年後は大人、マイワインで乾杯 中3が収穫体験

 ブドウとワインの産地、岩手県花巻市大迫町で、地元中学生によるブドウの栽培管理体験があった。収穫したブドウはワインに醸造され、5年後の成人を迎える年にプレゼントされる。 18日にあった栽培管理体験には、市立大迫中学校の3年生44人が参加。市立の研究機関「葡萄(ぶどう)が丘農業研究所」の畑でリースリングリオン種の収穫に励んだ。 郷土に愛着を持ってもらおうと、合併前の旧大迫町時代から同中学校の3年生を対象に続いている。収穫したブドウは同市の第三セクター「エーデルワイン」がワインに醸造する。生徒たちが手書きしたオリジナルのラベルがボトル2本に貼られ、中学生たちが成人を迎える年に届けられる。 今年はブドウの糖度も高く当たり年。熟した実をかごいっぱいに摘んでいた生徒の一人、伊藤虎太郎さん(15)は「おいしくなってと思いながら摘みました。成人になったらお父さんお母さんと乾杯したい」。(溝口太郎)

秋田)「三関せり」農家支援へネット募金 湯沢市

 伝統野菜「三関せり」の産地存続をめざす若手農家の起業を支援しようと、湯沢市が「ふるさと起業家支援プロジェクト」による寄付を募っている。ふるさと納税を活用したクラウドファンディング型の資金提供の仕組みで、総務省が4月に同プロジェクトをスタートさせてから、県内で行われるのは初めてという。 支援を受けるのは、同市三関地区で三関せりを栽培する若手農家の奥山和宣さん(33)ら。後継者不足の解決策として提案し、採用された。集めた資金を活用し、冬でも栽培できるハウスを増築するなどして周年農業を実現し、経営基盤を安定化させ、300年続く産地を守ることをめざす。 事業総額は約2200万円。ふるさと納税を活用したクラウドファンディングは12月28日まで受け付け、1千万円の寄付をめざしている。 市は寄せられた寄付を全額、奥…

青森)紅葉、いよいよ見ごろ 蔦沼や十和田湖周辺

 ブナの原生林などに囲まれた青森県十和田市の蔦(つた)沼で、紅葉が見ごろを迎えている。「一度は見たい絶景」としてテレビなどでも紹介され、早朝には数百人の観光客らが訪れる名所だ。 緑、黄、赤とさまざまな色をまとい、特に朝日に照らされた日の出の一瞬は真っ赤に染まることもあるという。夜明け前、カメラやスマホを手にした見物客らが数時間も日の出を待つことも少なくない。 環境省十和田八幡平国立公園管理事務所によると、蔦沼をはじめ、十和田湖周辺、奥入瀬渓流などの紅葉の見ごろは、今週末までと推測されるという。(横山蔵利)

和歌山)救命胴衣をドローンで届ける 上富田で防災訓練

 災害時の物資運搬や避難誘導に小型無人飛行機のドローンを活用する防災訓練が21日、上富田町であった。南海トラフ地震を想定した町主催の訓練で、ドローンの運用は白浜町のソフトウェア会社「クオリティソフト」が、ドローンの映像を災害対策本部などに送るシステムについては画像機器販売の「リコージャパン」が協力した。 訓練ではまず、上空に飛ばしたドローンから「避難所は熊野高校です。ただちに避難してください」と日本語、英語、韓国語で避難誘導のアナウンスを流すテストをした。パソコンに入力した文字を音声データに変換し、デジタル無線でドローンのスピーカーへ送る仕組み。通常のスピーカーでは羽根の回転音にかき消されてよく聞こえないが、クオリティソフトが独自に設置した「圧電スピーカー」によって聞き取りやすい音声が流れた。 川の中州に取り残された人へドローンで救命胴衣を運ぶ訓練もあり、川岸から約200メートル離れた遭難者のもとへ正確に届けた。ドローンのスピーカーからは「救命胴衣を運びますので、その場で動かずにお待ちください」との音声が流れ、遭難者を安心させた。 同社スタッフによると、海外で…

沖縄)沖縄将棋「象棋」に夢中 駒などにしまくとぅば

 琉球王国時代から沖縄に伝わる伝統将棋「象棋(チュンジー)」が、県内で小学生を中心に少しずつ人気が高まっている。中国発祥の盤上遊戯だが、駒(タマ)の名称や決まり手などの用語にしまくとぅばが使われるなど、沖縄で独自の発展を遂げた。象棋普及会代表の仲村顕さん(45)は「象棋にまつわるしまくとぅばを収集し、保存と継承のため記録を残す必要がある」と指摘する。 象棋は7種類16個の持ち駒で、日本将棋のように王「将・帥(ヲー)」を詰むゲーム。仲村さんによると、中国将棋「象棋(シャンチー)」が15世紀以前に琉球に伝来したとみられ、首里城跡からも三つの象棋駒が発見されている。 ゲームの用語や道具の名称にはしまくとぅばが多く使われる。最初に先攻と後攻を決めるため、沖縄式のじゃんけん「ブーサー」でゲームを開始。陣地の手前中央部分は「城(グスク)」、陣地中央のスペースは「河(カーラ)」と呼ばれる。 相手と自分の将・帥の間に他の…

熊本)30回目のカントリーゴールド 阿蘇に歌声響く

 日本最大級のカントリー音楽の祭典「カントリーゴールド」が21日、熊本県南阿蘇村久石の県野外劇場アスペクタで開かれた。30回目となる今年は晴天に恵まれ、多くの人がカントリー音楽に酔いしれた。 毎年米国から有名なカントリー歌手らを呼び、熊本市のカントリー歌手、チャーリー永谷さん(82)が主催している。今年は米国からの3組と永谷さんのバンドなどを含む6組が出演。ゆるやかな坂になった草原は、家族連れやカウボーイハットをかぶった人たちでいっぱいになった。観客はダンスを踊ったり、草原に寝転んだりしながら楽しんでいた。 大分市の自営業、橋本節彦さん(73)は今年で30回目の参加。熊本に出張中、偶然CMで見たことをきっかけに第1回のカントリーゴールドを訪れ、以来欠かさず来ているという。「縁もゆかりもない人と友達になれ、アウトドアで自由に楽しめるのが良い。胸がときめきます」と話した。 永谷さんは「この1日をみなさ…

佐賀)マクラ1本ないワケは? ノリ漁師は平然として…

 「マクラ」(タケの太いやつ)が5本しかない。横に6本並んでいないといけないのに。1本は台風のときに流されたか。でも、ノリ漁師の川崎賢朗さん(58)たちは平然としている。なんで? 今いる福岡県境では、ノリ漁師たちはそうしているという。通常は1コマにタケは6列並べ、その間にノリ網は5列。だが病気が出やすい場所では4列に減らし潮通しをよくし、病気対策をしているのだという。 河口近くではタケだけ立てて、ノリ網を張らない場所もあるとか。川の水ではノリは死んでしまうので、淡水と海水が混ざりやすくする工夫という。 タケ立ては16日で終わった。…

鹿児島)国内最大の越冬地、出水平野に「ツルの季節」

 国内最大のツルの越冬地、出水市の出水平野は間もなく、ツルが舞い飛ぶ季節を迎える。18日に第1陣のナベヅルが飛来、例年11月には1万羽を超える。冬の風物詩として多くの観光客や写真愛好家が集まるが、ツルを優しく見守る配慮が必要だ。 出水には世界のナベヅルの9割、マナヅルの5割が集まるとされ、昨年は11月25日に1万5360羽を確認、21季連続の「万羽鶴」となった。ツルが多く集まるのは、ツル観察センターがある荒崎と、東干拓と呼ばれる干拓地。田に水をはった「ねぐら」で夜を過ごし、早朝から夕方は近くのエサ場などで過ごす。 県ツル保護会がツルによる食害防止のため給餌(きゅうじ)事業を行い、車のライトを遮る目隠し網を設置するなど保護・管理に当たる。2016年秋からのシーズンには高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出された。出水市は地域の基幹産業である養鶏業に対する風評被害やツルへの感染を防ぐため、ツル観察センターに出入りする車のタイヤ消毒に取り組むなど継続的な防疫にも力を注ぐ。 環境省なども「距離を保った観…